トレード報道の吉田麻也、今度は中東クラブからオファーか? 移籍専門メディアが報じる!

2021年06月12日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

つい先日、シメオネとのトレード話が浮上したばかり

サンプドリアの守備を束ねる吉田。その去就に注目が集まっている。 (C)Getty Images

 次々と浮上する関心報道は、吉田麻也の去就に影響するだろうか。

 一部のイタリア・メディアは先日、サンプドリアがカリアリのジョバンニ・シメオネを狙っており、トレード要員としてヤクブ・ヤンクトとともに吉田をリストアップしたと報じている。

 一方で、『Il Secolo XIX』紙によると、吉田にはイタリア以外に中東からも誘いの声があるという。関心を寄せているのは、カタールのアル・ドゥハイルだ。『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。

 今シーズンの吉田は、セリエAの32試合に出場(先発25試合)。3試合連続でスタメンから外れたことはなく、1得点・2アシストをマークし、シーズン途中に契約延長を勝ち取った。

 早くからイタリア語習得に励み、インタビューにもイタリア語で応じて、ジェノバ方言を使ったジョークを飛ばすなど、吉田はカルチョの国に見事に適応してみせた。そのコミュニケーション能力の高さは、SNSでのチームメートとの交流からも知られている。
 
 加えて、経験豊富なベテランらしい冷静さや安定感、さらに日本代表主将にふさわしいリーダーシップを発揮し、サンプドリアの最終ラインで存在感を発揮。サンプドリア専門サイト『sampnews 24』も先日、現時点で吉田を放出するのは「狂気に思われる」との見解を示した。

 ただ、同サイトは同時に吉田が8月で33歳になることも指摘。今後市場価値が上がることは見込めないとし、カリアリとのトレードが「今後に向けて最高のビジネスになる可能性もある」とも伝えた。契約が残り1年のため、サンプドリアは吉田の放出で多少の移籍金を手にできる。

 セリエAで3年目のシーズンに臨むのか。2022年ワールドカップ開催地のカタールに渡るのか。吉田の去就を巡る今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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