「元々実力のある選手たち」森保監督がJリーガーを称賛!「戦いながら高め合っている」

2021年06月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

成長するためのきっかけが「代表での活動になると非常に嬉しい」

セルビア戦の完封勝利に貢献した谷口。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 日本代表の森保一監督は、セルビア戦での国内組の奮闘を受けて「チーム全体の底上げができている」と顔をほころばせた。

 日本代表は6月11日、国際親善試合のセルビア戦を行ない、後半頭に得たCKから伊東純也がゴールを決め、1-0で勝利を収めた。

 今回は、主将の吉田麻也ほか、遠藤航、酒井宏樹、冨安健洋、大迫勇也らが不在のなか、ロシア・ワールドカップのベルギー戦以来、約3年ぶりとなる欧州勢との戦いだった。

 そんななかで、先発した谷口彰悟、古橋亨梧、権田修一に加え、川辺駿、オナイウ阿道、山根視来、小川諒也と多くのJリーガーたちを投入した。

 自身も選手、指導者としてJリーグで活躍し、代表監督に昇りつめた森保監督は、「元々実力のある選手たちだし、Jリーグのレベルの高いなかでプレーしている選手たちなので、ある程度の部分では計算できている」と評価した。

 今回の代表活動でその成長も感じているという。

「海外組と国内組、いつも分けたくないと言いながら、分ける表現をしているが、お互いがプライドを持ち、練習の中から真剣勝負で、戦いながら高め合っている」と切磋琢磨し、この短い活動期間のなかでも選手たちの成長を実感しているという。
 
 さらに、選手たちは「所属しているクラブでのトレーニングや試合で成長すると思う」としたうえで、成長するためのきっかけが「代表での活動になると非常に嬉しい」と、代表チームの意義も説いた。

 セルビア戦では切り替えの早さや球際の競り合いに勝つシーンも多く見受けられた。指揮官は、「選手たちが練習からチームのコンセプトを理解」し、「成果と課題を全員共有」しているから表現できたと考えている。チーム全体の底上げ、それを「選手たちが結果を持って示してくれると思う」と手応えを口にした。

 6月15日のキルギス戦を終えるといよいよワールドカップへの最後の関門、アジア最終予選が始まる。

 指揮官は「今回も谷口にボランチをやってもらったり、南野がトップ下、浅野がサイドとトップ、古橋は前線の全ポジションをやってくれた。どういうメンバー編成になるか、コロナ禍で分からないし、怪我やアクシデント、不測の事態の中で選手たちが対応してくれるので、残り1試合勝利を目指すとともに、チャレンジできるところはチャレンジしたい」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】日本1-0セルビア|ロシアW杯以来となる欧州勢との対決は伊東のゴールを守りきって勝利!
 
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