なでしこ8発大勝もキャプテン熊谷紗希は気を緩めず「もっと良くしていかないと本大会は勝てない」

2021年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

約1年3か月ぶりの代表戦で存在感を発揮

久々の代表戦となったが、キャプテン熊谷は健在だった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本8-0ウクライナ/6月10日(木)/Eスタ

 大勝にもキャプテンは冷静な視点でチームの現状を見ていた。

 なでしこジャパンは国際親善試合で世界31位のウクライナ女子代表と対戦。開始5分の塩越柚歩の代表デビュー戦ゴールで先制すると、前半だけで4得点をゲット。後半も岩渕真奈の2点目や途中出場の杉田妃和、田中美南、籾木結花のゴールで計8点を奪い、8-0と大勝した。

 試合後、取材対応したキャプテンの熊谷紗希は、「勝てたのは良かったが、(試合の)入り方や球際の戦い方はもっと良くしていかないと本大会は勝てないと思う。連係ももっと詰めていきたい」と結果を残せたことは評価しつつも、本番へ向けた課題を口にした。
 
 自身は1年3か月ぶりの代表戦となったものの、ディフェンスラインの中央で抜群の存在感を発揮、鋭い読みでボールを奪ってはシュートにすら持ち込ませない堅い守備を見せた。

「(ウクライナ戦は)次につながるチャンレジをしようとみんなに伝えて臨んだ」という熊谷。中2日で迎えるメキシコ戦については、「できなかったことはしっかり修正して本大会を意識して、しっかり自分たちでコントロールしたなかで臨みたい」と意気込みを語った。

 メキシコ戦は13日にカンセキスタジアムとちぎにて14時キックオフで行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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