【横浜】「お別れをする時がきました」ポステコグルー監督の退任が決定。後任については…

2021年06月10日 サッカーダイジェスト編集部

「Forever F.Marinos」

退任が決まったポステコグルー監督。セルティックの指揮を執る。(C)SOCCER DIGEST

 J1の横浜F・マリノスは10日、アンジェ・ポステコグルー監督の退任を発表した。

 ポステコグルー監督は、スコットランドのセルティックより監督就任のオファーを受け、監督とクラブの双方合意で退任。セルティックの監督に就任することが決まったという。

 ポステコグルー監督のコメントは以下のとおり。
 
 マリノスファミリーの皆さんへ

 皆さんにお知らせすることがあります。残念なことに、お別れをする時がきました。
 
 横浜F・マリノスの監督になり3年半が経ちますが、新たな挑戦に踏み出すことを決断しました。横浜F・マリノスに関係するすべての人たちに対し、言葉では表すことのできない感謝の気持ちを持っています。
 
 クラブスタッフ、チームスタッフの皆さん、選手たち、そしてこの国で最も情熱的なファン・サポーターの皆さんから、世界中のどの監督もがうらやむような厚いサポートをいただきました。

 私が監督に就任した際、横浜F・マリノスを日本中で誰もが話題にするようなチームにするというビジョンをお話ししました。成功をもたらすことはもちろんですが、皆さんがクラブを誇りに思えるようなサッカーを実現したいという想いでした。

 多くの困難があり、その道のりは決して簡単なものではありませんでしたが、我々は特別なことを成し遂げられるということを信じ続けました。多くの特別な瞬間がありましたが、2019 シーズンのJ リーグ制覇を上回るものはありません。
 
 あの日産スタジアムでの最終戦は、いつも私の心の中にあり続けます。ファン・サポーターの皆さんをワクワクさせることができたことも誇りです。妥協を許さずに常に成長を求め、素晴らしいサッカーを見せることができました。選手が日本代表に選出されたことや、夢を追い求め欧州にチャレンジする選手がいたりと、多くのことを成し遂げてきました。
 
 コロナ禍で、ファン・サポーターの皆さんの大歓声をスタジアムで聞けなかったことは寂しかったですが、様々な制限がありながらもチームを応援する気持ちは伝わっていました。私と私の家族を代表して、チームスタッフ、選手、素晴らしいファン・サポーターの皆さんに感謝をお伝えします。ありがとう。

 私は離れても、マリノスファミリーの一員ですし、皆さんは常に私と私の家族の中にあり続けます。

Forever F.Marinos
ボスより
(原文ママ)

 なお、13日(日)のルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦の北海道コンサドーレ札幌戦からはF・マリノススポーツクラブ・アカデミーグループダイレクターであり、J エリートリーグで指揮を執っている松永英機氏が監督として暫定的に指揮を執るという。後任は決まり次第の発表となる。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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