なでしこジャパン、ウクライナに8発快勝! 塩越&岩渕が2ゴール、東京五輪へ交代選手もアピールに成功

2021年06月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半途中からはシステム変更も

キッチリ2得点を決め、エースとしてチームを牽引した岩渕。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 国際親善試合のなでしこジャパン対女子ウクライナ代表の一戦は6月10日、エディオンスタジアム広島で行なわれ、日本が8-0で勝利を収めた。

 日本は、昨年3月以来の出場となったキャプテンのDF熊谷紗希をはじめ、FW岩渕真奈、MF長谷川唯、DF宝田沙織ら海外組と、国内組が融合したラインナップ。また、MF塩越柚歩はこれが代表デビューとなる。

 試合は、立ち上がり3分にピンチを招くものの、直後の5分に岩渕が前線からのプレスでボールを奪うと、左サイドからペナルティエリア内に侵入。マイナスのパスを中央の菅澤優衣香がスルーし、走り込んだ塩越が右足を一閃。ゴール右にシュートを決めて、日本が先制した。塩越はこれが代表初ゴールとなった。

 ボール回しから徐々にペースを掴むと、日本のゴールラッシュ。

 30分に右サイドに出た中島依美からのクロスを岩渕が豪快ボレー。38分には右CKから中央で待ち受けた宝田沙織が右足を振り抜く。年代別代表を務めてきた宝田もこれがフル代表での初ゴールとなった。

 さらに41分、相手ペナルティエリア付近でこぼれ球に反応した塩越がゴール左にシュートを流し込み、この日2点目をゲットした。
 
 メンバー変更なく後半を迎えた日本は58分、長谷川がテクニックを見せて左サイドからクロスを供給。ファーサイドの塩越が冷静に中央へ折り返すと、走り込んだ岩渕がシュートを決めた。

 リードを5点に広げた日本は、次々と交代カードを切る。

 60分に籾木結花、田中美南、67分に杉田妃和、林穂之香を投入し、中島をアンカーにした4-3-3にシステムを変更した。

 得点を決め切れない場面も見られたものの、交代出場の選手たちもアピールに成功する。

 80分にゴール前の混戦からこぼれたボールを杉田がキレイなボレーで決め、43分には、中島の突破からPKを獲得すると、キッカーの田中が冷静にゴール左へ、アディショナルタイム突入直前には、左サイドから流れてきたクロスをファーサイドの籾木がゴールに収め、日本が8点をリードした。

 その後も攻め続けた日本が、リードを保ったまま試合終了のホイッスルを迎えた。

 なでしこジャパンは、東京五輪最終選考前の最後の試合となるメキシコ女子代表戦を6月13日にカンセキスタジアムとちぎで行なう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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