「1失点で試合が変わってしまう」「もっと主張していい」長友佑都、2次予選初の失点に危機意識も

2021年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームの中でしっかりと共有して課題解決をしていかなければいけない」

予選での初失点について語った長友。ピッチ内での修正力を課題に挙げた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 6月7日に行なわれたタジキスタン戦に4-1で勝利した日本代表は一夜明けた同8日、オンライン会見を行ない、長友佑都が対応した。

 前日のタジキスタン戦には出場しなかった長友だが、11日のセルビア戦、さらにはその先の目標に向けて意欲満々な様子で、「僕自身は2022年を見据えてやってきたし、よりそこにフォーカスする力が強くなっていると感じている。自分が定めた目標は今までも達成してきた確率は高いので、そこは自分を信じて2022年に向かって突き進みたい」と力強く語る。

 一方で、タジキスタン戦で喫したアジア2次予選での初の失点には「もちろん、サッカーなのでそういうリスクはあるし、これまでの2次予選の中でも、ビッグチャンスを作られたこともあった」としたうえで、ひとつの失点に対する危機意識も漏らした。

「最終予選になってくると、あの1失点で試合が変わってしまう。1点を決められることで、相手のモチベーションも全く違ったものになってくるので、そこはもう一回見つめ直して、失点シーンやチャンスを作られそうになったシーンは、チームの中でしっかりと共有して課題解決をしていかなければいけない」
 
 さらに長友はタジキスタン戦での攻めあぐねた時間帯についても自身の考えを述べた。
「自分たちの思い描いたイメージ通りのプランにならなかった時は、もっと中の選手たちで話し合って修正していかないといけない。自分が中にいたら、こういう指示を出せたなとか、そういうシーンがすごくたくさん見えた。昨日は経験が少ない選手が多かったが、日本代表は日本を代表してくるところ。所属チームでもいろんな経験をしているので、もっと主張していいと思う。もっともっと主張し合って修正して、目の前の相手としっかりと対峙していけないと、結局前半みたいなサッカーになってしまう」

 世界で幾多の修羅場を潜り抜けてきた長友だからこそ見えた甘さ。初失点から得た教訓を胸に、日本代表は11日に控える欧州の強豪、セルビア戦でいかなる戦いぶりを見せるのか注目されるところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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