モウリーニョが英紙でEURO2020を大胆予想! 「GSで敗退する可能性もある」と指摘した代表チームは?

2021年06月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

“死の組”のグループFでは波乱待ったなし

レーブ監督(左)の率いるドイツ代表チームについて懸念を露わにしたモウリーニョ氏(右)。 (C)Getty Images

 来シーズンはセリエAのローマを率いることが決定しているジョゼ・モウリーニョ氏が、現地時間6月11日に開幕するEURO2020について、英紙『The Sun』で予想を展開している。

 モウリーニョ氏は、決勝進出が期待できるチームとして、ディディエ・デシャン監督が率いるフランス代表と、ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランド代表を「決勝に至る可能性がとても高い」と高評価。

 前者については、「デシャン監督の方針を皆が呑み込み、従う必要がある。それに、キリアン・エムバペがいるのに負けるほうが難しい」と称賛し、後者は「世代としてもポジションとしてもまんべんなく良い選手が揃っている。素晴らしいチームだ」と称えた。

 ちなみに、母国であるポルトガルについては「CBのルベン・ディアスに期待している」と名指ししつつ、「38歳のペペや、36歳のクリスチアーノ・ロナウドにとっては最後のEUROになるだろう。ただ、フランス、ドイツ、ハンガリーと同居する非常に苦しいグループなので、敗退したとしても驚かない」としている。
 
 そんななかで、「(EURO)予選からひどかった」と指摘されたのがドイツ代表チームだ。

 モウリーニョ氏は「この2~3年で、なぜ彼らがここまで調子を落としたのかを理解するのは非常に難しい」としつつ、このように語っている。

「ただ、自分たちが良くない状態であることは彼ら自身が最も自覚しているだろう。この大会は正念場であり、ヨアヒム・レーブの締めくくりの舞台だ。最高のかたちで送り出したいだろう。それに、トーマス・ミュラー、マッツ・フンメルス、マヌエル・ノイアーといった選手にとっても最後のEUROになるはずだ。

 彼らは常に恐れるべきチームであり、規律正しい。追い詰められたときにチームとしての本質が現われる。ドイツ人はドイツ人だ……これがすべてを物語っていると思う」

 さらに、こう付け加えている。

「フランス、ポルトガル、ハンガリーと競うにあたって、GSで敗退する可能性はおおいにある。起こり得ることだ。だが、GSを突破さえすれば、良いところまで突き進むことができるだろう」

 智将の目から見たEURO2020は、十分に波乱の可能性を秘めていると言えそうだ。ドイツ代表の初戦は15日、まずフランス代表と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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