「子供の頃からお気に入りだった」B・フェルナンデスが代表の同僚への想いを激白!きっかけは「母国開催のEURO」

2021年06月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「若くて、輝いていて、そこから彼を見るようになったんだ」

B・フェルナンデスが、ユナイテッドとポルトガル代表のレジェンドについて語った。(C)Getty Images

 マンチェスターユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、チームメイトであり、尊敬してやまないレジェンドについて語った。ユナイテッド公式サイトが6月4日付けで伝えている。

 現在26歳のB・フェルナンデスは、母国の名門スポルティングから昨冬ユナイテッドに加入すると、リーグ戦14試合で8ゴールとブレイク。2年目の今シーズンも、主軸として攻撃を牽引し、MFながらリーグ3位の18ゴールをマークするなど、強烈なインパクトを残した。代表でもユース年代から継続して選出されており、2016年のリオデジャネイロ五輪、2018年のロシア・ワールドカップにも出場している。

 そんな大注目のアタッカーが、自らに影響を与えたと明かしたのが、現在は代表で共に戦うクリスチアーノ・ロナウドだ。少年時代を振り返り、そのきっかけを説明している。

「子供の頃、クリスチアーノが僕のお気に入りの選手だった。彼が代表チームで第一歩を踏み出したのは、僕たちの母国で開催されたEURO (2004)で、僕は9歳だった。あのときは、ポルトガルが決勝(対ギリシャ、●0-1)で負けてしまい、試合後に彼が泣いているのを見たので、みんなの記憶に残っている。クリスチアーノは若くて、輝いていて、そこから彼を見るようになったんだ」

 時を経て、関係性は憧れの選手から同僚へと変化。内から見て感じた凄さには、圧倒的なメンタリティを挙げている。
 
「彼の毎日の仕事ぶりやメンタリティ、高いレベルで毎試合100%の力を発揮する能力は、僕にとっては、常により良くしなければならないというモチベーションのようなものだった。彼は毎試合ゴールを決めていたが、毎試合毎試合、常に向上しようとしていた。

 クリスチアーノだって悪い試合をしたことがある。だが重要なのは、悪い試合から立ち直ることなんだ。『前の試合では良いプレーができなかったから、次の試合では良いプレーをしなければならない』というメンタリティを持って立ち返ること。日々、より良いプレーをするためのメンタリティは、僕にとってとても重要だ」

 いよいよ今週末からはEURO2020が開幕する。グループステージでは、フランス、ドイツ、ハンガリーと同居し、"死の組"とも言われているが、B・フェルナンデスは大会連覇を力強く宣言している。

「厳しいグループだと思うが、ポルトガルの人々は、小さな国である我々が、大きな国を打ちのめすことが好きなんだ。僕たちには良い選手と良いチームがあり、自分たちに何ができるのか、何を達成できるのかを知っている。いつものように、全ての試合に勝つことを目指すよ」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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