「失望、言い訳に使われた」マドリーに加入したアラバの父、古巣バイエルンからの“守銭奴”批判に猛反論!

2021年06月05日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ウリ・ヘーネス元会長も批判

アラバは12年在籍したバイエルンを退団し、マドリーへ新天地を求めた。(C)Getty Images

 契約延長交渉がまとまらなかったのだから、双方に言い分はあるだろう。

 レアル・マドリー加入が決まったダビド・アラバの父が、古巣バイエルンの首脳陣に苦言を呈した。英紙『Daily Mail』が報じている。

 バイエルンのユース出身で、長年に渡りタイトルに貢献してきたアラバは、今シーズン限りだった契約を延長せず、新たな挑戦を選んだ。

 古巣となったバイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは、ドイツ・メディアで「すでに年俸1500万ユーロ(約18億8000万円)のプロ選手が1950万ユーロ(約24億4000万円)に納得しないなど、この存亡の危機において理解できる人は少ないと思う」と、アラバの要求額に対する不満を語っていた。

 だが、アラバの父はポッドキャスト『Bayern Insider』で「細部は話したくないが、実際に何があったか、首脳陣は知っている。私に言えるのは、時間とともに立場が非常に厳しくなり、金銭に関する議論は一切なかったということだけだ」と話している。
 
「だから、彼が金に関する話をやめない理由が分からない。交渉はコロナ禍の前に始まっていた。私は失望している。言い訳に使われたからだ」

 また、アラバの父は、ウリ・ヘーネス元会長のことも批判している。ピニ・ザハビ代理人を「強欲なピラニア」と表現したからだ。

 ヘーネスはドイツ・メディアで「(アラバはザハヴィに)とても影響された。本当に金だよ。彼はすでに世界最高のクラブにいるんだ。ほかにどこに行くことがあるんだ。この数週間で何度かコーヒーを一緒に飲んだが、ザハビのために結果はまだ出ていない」と話していた。

 このことについても、アラバの父は「そのように言われるのは彼に相応しくない」と反論している。

 マドリーは先日、アラバとの合意を発表し、EURO2020終了後に入団発表をすると明かした。アラバ本人がバイエルンに向けて何かを話すことはあるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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