「ビールシャワーはオーバー」ポドルスキが残留歓喜の古巣にチクり。自身の将来には「あと1年か2年はプレーしたい」

2021年06月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まるで暗室でクラブを運営」とケルン上層部にも苦言

ポドルスキ(右)が、1部残留で大はしゃぎする古巣ケルン(左)にモノを申した。(C)Getty Images

 先日、トルコ1部アンタルヤスポルの退団が明らかになった元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、古巣ケルンについて語った。ドイツ誌『kicker』が6月4日付けで報じている。

 現在36歳のポドルスキは、ケルンでプロキャリアをスタートさせると、2006-07シーズンにバイエルン・ミュンヘンに移籍するも、2009-10シーズンからは再びケルンでプレー。その後、2012-13シーズンにアーセナルへ活躍の場を移して以降は、インテル、ガラタサライ、ヴィッセル神戸と各国のクラブを渡り歩き、2020年1月から3シーズンぶりにトルコへ復帰していた。

 そんなジャーニーマンは、SNS上では過去何度もケルンに関する投稿をするなど、自身の原点への思い入れは強いようだ。今回応じた取材でも、今シーズンは辛くもプレーオフの末、ドイツ1部残留を決め、ピッチ上で歓喜に沸いたチームに対し「ピッチでのビールシャワーや、その後のパーティーは少しオーバーだ」と意見を述べ、次元の低さに苛立ちを見せている。
 
 また、先月解任が発表されたホルスト・ヘルト競技部門取締役については、「正直に言うと、彼は自分の時代にあまり成果を残せていない。彼の下では、本当にチームに貢献できる選手や、移籍金の高い選手はほとんど契約されなかった」とコメント。

 そのうえで、上層部にも「まるで暗室に座って、そこからクラブを運営しようとしているかのようだ」と皮肉たっぷりに苦言を呈し、「この伝統的なクラブが持っているフィーリング、集中したパワーは残念ながら失われてしまった」と、肩を落としている。

 現役引退後は古巣のフロント入りも囁かれているなかで、将来の話題が出た際には、「今のところは、あと1年か2年はプレーしたいと思っている」と明かしたポドルスキ。今後選手として、帰還はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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