「私は6年前とは違う」マドリー復帰のアンチェロッティが意気込み!去就が注目される大物2人については…

2021年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

2014-15シーズン終了後に解任されて以来の帰還

6年ぶりの再登板となるアンチェロッティ。その手腕に注目が集まる。 (C) Getty Images

 カルロ・アンチェロッティが現地時間6月2日、レアル・マドリーの指揮官就任会見に出席し、去就で揺れる大物などについて語った。イタリア紙『Tuttosport』が報じている。

 ジネディーヌ・ジダンの後任として、2014-15シーズン終了後に解任されて以来、6年ぶりの2度目の就任となった61歳のイタリア人指揮官は、再び世界最高峰のメガクラブを率いる重圧を背負うことに対しては、以下のように心境を伝えている。

「私は6年前のアンチェロッティとは違う。6年以上の経験を持っているからね。それはプラスにもマイナスにも働くが、とにかく私はこのチャレンジに全身全霊で挑む。

 レアル・マドリーの監督を務めることは、責任が必要だ。世界で最も権威のあるクラブだからね。他のどこよりも大きな責任を負うことが当たり前なんだ。私は過去のようにこれを受け入れる」

 今シーズンは無冠に終わったチームの立て直しが求められるなか、一部ではマドリー時代の2014-15シーズンに、アンチェロッティの下でリーグ戦48ゴールを奪ったクリスチアーノ・ロナウド(現ユベントス)の再獲得も囁かれているが、指揮官は自身の考えを明らかにはしなかった。

「私はクリスチアーノをとても愛しているが、他のチームにいる選手のことを話すのは好きではない。ユベントスとの契約があるので、彼のことを話すのは正しいとは思えない。彼への愛と、成し遂げていることへの幸福感を語ることはできるがね」
 
 そのうえで、かつての自軍の大エースの「キャリアの終焉」の話題が出た際には、笑みも浮かべながらこう答えている。

「今シーズン、彼は何ゴールを決めたんだ?35(ユベントスでの公式戦、正しくは36)だけか。彼は50点を獲ることに慣れているので、例年より少し落ちているね」

 また、今月いっぱいで契約が満了する在籍16年のベテラン、セルヒオ・ラモスにも言及。絶対的な存在と認めつつも、こちらも明言は避けている。

「彼はレアル・マドリーにとって非常に重要な選手だ。過去にもそうだったし、ここで起こった全てのことの基礎となっている。更新の話をしなければならない選手とは話をするが、詳細は分からない。昨日まで私はリバプールにいたんだ」

 これまでマドリーほか、ミラン、チェルシー、バイエルンなど数々のメガクラブでタイトルをもたらしてきた名将は、再任した"白い巨人"でどんなサッカーを展開するのか。戦力の整理と合わせ注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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