【J1展望】1stステージ・13節|FC東京-名古屋|あと2ゴールでJ1・140得点に到達。前田の“カズダンス”はあるのか?

2015年05月22日 サッカーダイジェスト編集部

FC東京――武藤、前田、林の3トップの可能性も。名古屋――にわかに膨らむノヴァコヴィッチへの期待感。

故障者/FC東京=石川、河野 名古屋=田口、大武、野田、青木、L・ドミンゲス、高木
出場停止/FC東京=東、カニーニ 名古屋=なし

J1リーグ1stステージ・12
FC東京-名古屋グランパス
5月23日(土)/19:00/味の素スタジアム
 
FC東京
リーグ成績(12節終了時):4位 勝点23 7勝2分3敗 15得点・12失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップの甲府戦で2ゴールを決めた武藤は、依然腰痛が完治していない。状況次第では林、ラサッドあたりに出番も。
●東とカニーニが累積警告で出場停止。代わりに三田と吉本の起用が濃厚。CBには丸山起用の可能性も。
●トップ下の河野が怪我で出場が微妙。左に武藤、右に林、中央に前田の3トップという選択肢も考えられる。
 
【担当記者の視点】
 1-4と惨敗した浦和戦から、果たして立ち直れるか。5月20日のナビスコカップは武藤の2ゴールで劇的に勝利したものの、相手はリーグ最下位の甲府である。これで勢いを取り戻したとは決して言えない。
 
 武藤が本調子ではない2トップもしくは3トップの一角に組み込まれるのは、コンディションを上げてきた前田だろう。前節の浦和戦で今季の初ゴールを決め、自身のJ1での得点数を138に伸ばすなど期待は高まる。
 
 このベテランストライカーが仮に名古屋戦で2ゴールを決めれば、三浦知良の持つ139得点を上回る。果たして、"カズダンス"はあるのか?

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名古屋グランパス
リーグ成績(12節終了時点)11位 勝点14 4勝2分6敗 15得点・15失点
 
【最新チーム事情】
●展開次第ではノヴァコヴィッチと小屋松の2トップもあるか。
●ナビスコカップ・清水戦で負傷明けのダニルソンと本多が90分プレーした一方、川又が発熱で欠場。体調面で不安を残す。
●リーグ3連敗中。残り5試合、指揮官はムチを入れた模様。
 
【担当記者の視点】
 清水とのナビスコカップ(○2-1)で勝利したが、リーグ戦では3連敗中。その要因のひとつは得点力不足だ。チャンスを作りながらも、10節の横浜戦から3戦続けて無得点と嫌な流れにハマりかけている。
 
 この状況をなんとか打開したいところだが、コンディションに不安を残す川又に多くを期待できない可能性もある。展開次第では、ナビスコカップ・清水戦のように小屋松、ノヴァコヴィッチ(その試合でともに1ゴール)の2トップ起用もありそうだ。
 
 特にノヴァコヴィッチは、「コンディションは良いし、スタートから使える状態」(西野監督)と、復調の気配を漂わせている。周囲とのコンビネーションにまだ改善の余地はあるが、ゴール前での決定的な働きに期待しても良さそうだ。
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