「VARがないから暴力を選んだ」イングランド代表DFの“腕タックル”に世界驚愕!「ラグビーでも反則」

2021年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

審判はまさかのスルー

相手FWをふっとばした行為が話題となっているミングス。(C)Getty Images

"お咎めなし"に世界中が驚愕している。

 イングランド代表は現地時間6月2日、開幕を間近に控えたEUROに向けた国際親善試合で、オーストリア代表と対戦。57分にブカヨ・サカ(アーセナル)が奪ったゴールを最後まで守り切り、1-0で勝利を収めた。

 しかし、ひとつの判定結果によっては、試合の行方は大きく変わっていたかもしれない。スコアレスで迎えた前半終盤、オーストリアに攻め込まれていた際のことだ。

 CBで先発したタイロン・ミングス(アストン・ビラ)は、ボールを受けようとペナルティエリア内に侵入した相手FWサーシャ・カライジッチ(シュツットガルト)の顔面に腕をヒットさせ、力ずくでなぎ倒したのだ。

【動画】「フットボールではない」ミングスが力ずくで相手FWをなぎ倒した決定的瞬間
 
 だが、オフ・ザ・ボールのインシデントを審判は見逃し、VARもなかったため、まさかのノーファウルに。そのまま何事もなかったかのように、試合は継続されたのだった。
 
 これにはネット上も騒然。『ESPN』の公式インスタグラムでも映像が拡散されるなど、大きな反響を呼んでいる。

「どうしてペナルティにならないんだ」
「ミングスはVARがないことを聞き暴力を選んだ」
「ラグビーでも反則とられるレベル」
「総合格闘家」
「今まで見た中で最もダーティーな選手のひとり」
「カライジッチがとても速く立ち上がったことを誇りに思う」
「それはフットボールではない、 WWEだ」

 また、英紙『The Sun』も「アストン・ビラのスター選手は、もし審判がカライジッチに衝突したことを発見していれば、あるいは今月から始まる大会で導入されるVARがあれば、確実にレッドカードを提示されていただろう。ミングスは突進してきたストライカーを倒す前に、わざと立ち止まって後ろを振り返ったように見えた」と、厳しく追及している。

 イングランドはグループステージで、13日にクロアチア、18日にスコットランド、22日にチェコと対戦。今回のラフプレーが、本大会での起用法に影響を与えることはあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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