【J1展望】1stステージ13節|山形-神戸 |負ければ降格圏に転落も…。残留争いを大きく左右する“裏・天王山”

2015年05月22日 サッカーダイジェスト編集部

山形――高木利の不在をどうカバーする? 神戸――7試合連続失点中の守備陣が踏ん張れるか。

故障者/山形=山田、渡辺、宇佐美、伊東、當間、高木利 神戸=山口、ブエノ、安田、三原、相馬
出場停止/山形=なし 神戸=なし

J1リーグ1stステージ・13
モンテディオ山形-ヴィッセル神戸
5月23日(土)/14:00/NDソフトスタジアム山形
 
モンテディオ山形
リーグ成績(12節終了時):15位 勝点12 3勝3分6敗 10得点・13失点
 
【最新チーム事情】
●4月下旬から練習参加していた中村英が正式に加入。昨季限りでFC岐阜を退団し、山形と契約するまで今季は無所属だった。186センチの長身CBで3バックの中央か右での起用が見込まれる。選手登録が済めば、神戸戦から出場可能。
●甲府戦で腰を痛めたCBの當間が戦線離脱。コンディション不良で練習を休んでいる高木利とともに、神戸戦は欠場する見込み。
●高木利を欠くウイングバックは手薄。神戸戦はナビスコカップの川崎戦と同じ、右に高木純、左にキム・ボムヨンの組み合わせになるか。
●MFの伊東が右膝前十字靱帯損傷で手術。全治6か月と発表された。
 
【担当記者の視点】
 前節は最下位の甲府に完封負けと大きなダメージを負った。敗戦のショックを引きずらずに神戸戦に臨めるかは重要だろう。ここで14位の神戸を叩けば、再び自信を取り戻せるだけにアグレッシブに勝点3を狙いたい。
 
 ただ、"切り込み隊長"高木利の戦線離脱は痛い。左サイドからの突破でチャンスを切り開いていた大卒ルーキーの不在を、ウイングバックで先発予定のキム・ボムヨンと高木純がどこまでカバーできるかはポイントのひとつだ。
 
 當間の代役として3バックに組み込まれる舩津にも注目したい。ここまで粘り強い守備をベースにしているチームが、最後尾から崩れるようだと苦しい展開を余儀なくされるはずだ。

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ヴィッセル神戸
リーグ成績(12節終了時):14位 勝点13 3勝4分5敗 14得点・16失点
 
【最新チーム事情】
●水曜日のナビスコカップ・横浜戦(○3-2)で公式戦6試合ぶりの勝利を飾る。
●その横浜戦でP・ジュニオールが戦列復帰。
●ナビスコカップ後は神戸へ戻らず、直接現地入り。
 
【担当記者の視点】
 直近の5試合で2分3敗と大きく調子を落としていたが、ナビスコカップの横浜戦で公式戦6試合ぶりの勝利を挙げ、チームはようやく落ち着きを取り戻したようだ。ネルシーニョ監督も「非常に大事な勝利」と安堵の表情を見せた。
 
 いまだ怪我人は数人いるが、前節の松本戦で森岡が、ナビスコカップの横浜戦ではP・ジュニオールが復帰。主力が徐々に戻って来ているのは心強い。
 
 ただ、横浜戦でも2ゴールを許し、7試合連続で失点しているディフェンス面にはやや不安を残す。ディエゴ、林ら一発を持っている山形の攻撃陣を相手に守備陣が踏ん張れるか。横浜戦後には反省を繰り返した岩波らの奮起に期待したい。
 
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