小林の2発で川崎が勝利し、開幕からの無敗記録を21に更新!横浜FC中村俊輔はJ1通算400試合出場を達成

2021年06月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

山根不在の右SBはイサカ・ゼインが先発起用

2戦連発の決勝弾を決めた小林。代表で5選手が不在のチームを牽引した。(C)SOCCER DIGEST

 J1リーグは6月2日、リーグ戦2試合とルヴァンカップ1試合を開催。ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれた、第21節の前倒し開催、横浜FCと川崎フロンターレの一戦は、2-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 ホームの横浜FCは、前節から7選手を入れ替え、伊野波雅彦、袴田裕太郎、岩武克弥、古宿理久、小川慶治朗、ジャーメイン良、渡邉千真がスタメン。

 A代表に谷口彰悟、山根視来、U-24代表に三笘薫、旗手怜央、田中碧の5選手が招集され、メンバーから外れている川崎は6選手を変更。イサカ・ゼイン、車屋紳太郎、橘田健人、脇坂泰斗、小林悠、長谷川竜也が入る。山根の抜けた右SBで起用された今季初先発のイサカはリーグ戦デビューとなった。

 試合はアウェーの川崎が圧倒的にボールを保持。オープニングショットは8分、高い位置を取っていた登里享平が左足を振り抜く。続けて15分にはジェジエウの浮き球のパスを小林がフリック。ディフェンスライン裏にこぼれたボールを長谷川が右足でネットを揺らすが、VARチェックの末、オフサイドの判定に。

 その後も攻め続けた川崎は、39分、ジェジエウの持ち上がりから家長昭博が左足で浮き球のクロスを送る。DFのクリアボールが味方に当たり、こぼれ球を小林が冷静にゴール左に流し込み、川崎が先制に成功した。
 
 前半はシュート0本に抑えられたホームの横浜FCは、50分、縦パスに反応したジャーメインが左足で強烈なシュートを放ち、59分には高い相手のディフェンスライン裏を狙い、小川がロングシュートを放つがどちらも枠を捉えられない。

 横浜FCペースの時間帯が増えてきたものの、67分にカウンターから失点してしまう。脇坂から左サイドの長谷川に渡り、低弾道のクロスを入れられると、走り込んだ小林に押し込まれ2点のビハインドを背負う。

 横浜FCは直後に3枚替えでクレーベ、伊藤翔、中村俊輔を投入。これで中村はJ1通算400試合出場を達成した。

 その後クレーベ、伊藤の高さを活かしてゴールを目指した横浜FCだったが、川崎守備陣を崩せず、タイムアップを迎えた。

 この結果、横浜FCは勝点7は変わらず。川崎は同55とし、開幕からの無敗記録を21に更新。昨季から継続するJ1無敗記録は26試合に更新された。

 代表ウィーク明けに行なわれる次節、横浜FCは天皇杯を挟み6月19日にホームでFC東京と対戦。川崎は天皇杯後にACLのグループステージを戦い、リーグ戦の次戦は7月17日の清水エスパルス戦となる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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