「ピルロの友人だから出ていると疑う人がいる」ブッフォンがユーベ退団の真相を明かす!「引退もあり得る」 

2021年05月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「真のサポーターはチームを潰すべきじゃない」

ブッフォンの勇姿を来シーズンもピッチ上で見ることはできるだろうか。(C)Getty Images

 長年に渡って世界のトップクラスで戦ってきたプライドがある。だからこそ、不本意な見方もされたことは新たな道への後押しとなった。そして、自身に相応しい場でなければ、キャリアに終止符を打つことも厭わない。

 43歳のジャンルイジ・ブッフォンは、契約が満了する今季限りでユベントスを離れると発表した。"古巣"となるユーベ公式チャンネルのインタビューで、ブッフォンは様々なテーマについて話し、そのなかで自身を退団に向かわせた出来事や今後にも言及している。現地メディア『Sport Mediaset』が伝えた。

 今季のユベントスは監督初挑戦のアンドレア・ピルロを指揮官とし、コッパ・イタリアとスーパーカップの2冠を達成するも、セリエAで10連覇を果たせず。失意のシーズンとなった。

 ブッフォンは「嫌だったのは、今シーズンは最初の困難で少し情熱が失われたことだ。真のサポーターは最初の困難でチームを潰すべきじゃない」と話している。
 
「それに、バルセロナ戦で『ブッフォンが出るのはピルロの友人だから』との声があったのも腹が立った。自分はプレゼントなど望まない。自分を疑う人がいると感じたことは、退団の要因になった。人は新しい選手や新しい状況を見る必要があるから、普通のことではあるけどね」

 愛着のあるユニホームを脱ぐと決めた元イタリア代表守護神は、まだ今後に関する決断を下していない。自身を刺激するオファーが届ければ受け入れ、それがなければ引退する考えを公にしている。

 ブッフォンは「これからどうするか?リフレッシュが必要だ。どんな選択をするにしても、後悔はしたくない」と述べた。

「今の自分はとても幸せだ。引退することもあり得る。キャリアでかなりやってきたと思っているよ」

 サッカーの歴史に名を残した偉大なる守護神のプレーをまだ見ることは可能なのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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