「リュディガーは退場になるべきだった」デ・ブルイネ骨折でベルギー代表監督が怒り!本人は謝罪「本当に申し訳ない」

2021年05月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ベルギーは、6月12日にロシアとの開幕戦を迎える

デ・ブルイネの顔は真っ赤に腫れあがり、失意の途中交代に。(C)Getty Images

 鼻骨骨折と左眼窩骨折。本人の落胆はもちろん、代表チームを指揮する監督にとっても痛手だ。

 マンチェスター・シティのケビン・デ・ブルイネは、現地時間5月29日に行なわれたチェルシーとのチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝で、後半にアントニオ・リュディガーと激しく衝突。プレーを続けることができず、涙の途中交代を余儀なくされた。

 試合は0-1で敗れ、シティは悲願の欧州制覇を成し遂げることができず。落胆に終わった大一番から一夜明けた30日、デ・ブルイネはツイッターで「鼻骨骨折と左眼窩骨折」と診断されたことを明かしている。当然、開幕が近いEURO2020への影響を懸念する声も上がった。

 英紙『The Guardian』によると、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督は「リュディガーはとても、とてもラッキーだ」と、皮肉たっぷりに怒りを表している。
 
「リプレー映像を見ると、頭部同士の衝突はない。不快さが残る。リュディガーは(自分も怪我をしたかのように)頭を抱えていたからだ。まるで何かを隠そうとしているみたいにね。

 私からすれば、あれは過剰な力で、無謀だ。レッドカードになるべきだったよ。ケビンは理由もなしに倒れる選手じゃない。痛みがあるのは見て分かる。目が腫れていた」

 だが、リュディガー自身はツイッターで「デ・ブルイネの怪我は本当に申し訳ない」としつつ、故意ではなかったと強調している。

「もちろん、僕が意図したことではなかった。個人的にケビンとすでに連絡を取っている。彼の早い回復を祈りつつ、すぐにピッチに戻ってこられることを願っている」

 EUROでグループBのベルギーは、6月12日にロシアとの開幕戦に臨む。以降は17日にデンマーク、21日にフィンランドと相まみえる。デ・ブルイネのコンディションに注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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