【ACLラウンド16・第1戦】水原三星 2-3 柏|敵地で3発!! 柏が8強進出へ好発進

2015年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

2得点・1アシストのレアンドロが勝利の立役者に。

システムは戦い慣れた4-3-3。5日前の湘南戦でベンチスタートだったレアンドロとキム・チャンスが先発に復帰した一方、工藤はスタメンを外れた。

 アジア・チャンピオンズリーグは5月19日、東西16チームによるノックアウトステージがいよいよスタート。グループEを1位通過した柏は敵地に乗り込み、韓国の水原三星とラウンド16の第1戦を戦った。

 試合は、キックオフ直後から動き出す。2分、水原三星のチョン・テセが左サイドを突破し中央へクロス。これを走り込んだヨム・ギフンが身体を投げ出しながら決め、ホームチームが幸先良く先制した。

 いきなりの失点で出端をくじかれた柏だが、すぐに反撃に出る。12分にレアンドロが前線でボールを受けてタメを作ると、相手最終ラインの裏へ飛び出した茨田へパス。これを巧みなトラップでコントロールすると、ゴール隅へと冷静に流し込み、柏がすかさず同点に追いついた。

 この1点でリズムを掴むと、持ち味であるポゼッション率も上昇。水原三星ゴールに迫るシーンが増えていく。そして30分、武富がペナルティエリア内で相手に倒されてPKを獲得すると、これをレアンドロが確実に決めて逆転し、前半を折り返した。

 後半の立ち上がりに、水原三星の猛攻を受けた柏だが、この苦しい時間帯を耐え凌ぐと55分に再び歓喜の瞬間が訪れる。右サイドでボールを受けたクリスティアーノが、相手最終ラインとGKの間にパーフェクトなクロスを送ると、これをレアンドロが体勢を崩しながらも決めて、3-1とリードを2点に広げた。

 その後、チョン・テセの一撃によって1点差に詰め寄られ、終了間際には再三押し込まれたものの、守備陣が踏ん張り、試合はこのまま終了。アウェーで3ゴールを奪っての先勝と、ベスト8進出に大きく近づく申し分のない結果を手にした。
 
 第2戦は5月26日の19時から、ホームの日立柏サッカー場で行なわれる。
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