前節初黒星の相馬アントラーズ。“リスタート”のC大阪戦に向け、指揮官は「戦う姿勢を勝点3に変える」

2021年05月26日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

手痛い逆転負けを「強い刺激にしなければいけない」

ホームでのC大阪戦に向け、相馬監督は「戦う姿勢を勝点3に変える」と意気込む。(C)KASHIMA ANTLERS

 5月26日にホームで迎えるセレッソ大阪戦を、鹿島アントラーズの相馬直樹監督は「リスタートのゲーム」と捉えている。

 前節のサガン鳥栖戦は1-2の敗戦。14分に松村優太の得点で先制も、後半に入ると50分に同点弾を食らい、79分に逆転弾を許す。現体制となり公式戦11戦目にして初の黒星。それを踏まえ、このままズルズルと行かないよう、指揮官は強い決意で勝利を目指す。

 手痛い逆転負けだったが、この悔しさを糧に、発奮材料にするしかない。

「久しぶりに負けの悔しさを味わって、それをポジティブに変えなければいけないと思っています。我々にとって強い刺激にしなければいけない。それをどれぐらい、目の前のセレッソ戦で発揮できるかがすごく大事になる」

 鳥栖戦を振り返れば、少なからず心残りがある。「正直、我々らしさを出せた時間は短かったかなと思っています」。「映像を見直しても、戦う姿勢というところで鳥栖さんに上回られてしまった」。同じことを繰り返すわけにはいかない。チャレンジャーとしてファイティングポーズを取り続ける。

「戦う姿勢を勝点3に変える、勝ちに変えていく」
 
 現在は連戦中で、鳥栖戦から中3日で迎えるC大阪戦に向けて多くのことはできない。それでも相馬監督は「ディテールによりこだわって」準備もしてきた。

 C大阪戦の後には、川崎フロンターレ戦が控える。鹿島は「目の前にあるものを取りに行く」という一戦必勝のスタンスを貫き、その先を見ているわけではないが、首位との一戦に弾みをつける意味でも、C大阪戦は是が非でも勝利したい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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