【J1ベストイレブン】MVPは逆転弾でチームを6連勝に導いた福岡の“壁”。王者川崎からは五輪世代ふたりを選出|15節

2021年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

鹿島に競り勝った鳥栖からも2選手をセレクト

【15節のベストイレブン】

 J1リーグは5月22日、23日に第15節の10試合を各地で開催した。ここでは、今節の全試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 今節の主役は、自陣ではハードな守備を見せ、相手ゴール前でも身体を張ったプレーで逆転弾を押し込んだ福岡のドウグラス・グローリだ。

 湘南戦で先発したグローリは1-1で迎えた71分、左CKからのこぼれ球にいち早く反応すると、倒れ込みながらも左足で押し込み決勝点を奪う。守備でも相手のFWウェリントンを封じるなど、期待通りのプレーを披露した。チームを6連勝に導いた福岡の"壁"を高採点「7」で今節のMVPとした。

 首位を快走する川崎からは全得点に絡んだ、東京五輪世代のU-24代表に選出された2選手をチョイス。田中碧はゴール前で巧みなターンから芸術的な今季初ゴールをゲット、三笘薫は先制点に繋がるPKを獲得し、田中のゴールをアシスト。自らもダメ押しの3点目を決め、J1連続無敗記録を23試合に更新したチームの中心となった。
 
 相馬直樹新体制で無敗を続けていた鹿島に競り勝った鳥栖からも、中野嘉大と仙頭啓矢をセレクト。前者は左サイドを支配し、同点ゴールをお膳立て。後者は攻守で存在感を放ち、逆転ゴールをアシストした。

 そのほか、卓越した個人技で相手を翻弄し開始1分の決勝弾をアシストしたFC東京の内田宅哉、痛快ミドルシュートでゲームを振り出しに戻した横浜の松原健、途中投入ながら決勝弾を決め、相手の反撃も抑え込んだ仙台の加藤千尋、これまでの鬱憤を晴らす1ゴール・1アシストでチームを勝利に導いた広島のジュニオール・サントスらを初選出。

 また、浦和の槙野智章は値千金のシュートブロックのほか気持ちの面でもチームを鼓舞し、札幌の菅野孝憲は前半のピンチを凌ぐと、危なげない守備でチームの今季初の無失点勝利に貢献した。

【動画】2021年J1リーグ第15節、編集部厳選ベストイレブン!
 

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