「殴る、蹴る、踏みつける!」韓国フットサルで前代未聞の暴行事件が発生! 加害3選手は永久除名の懲戒処分

2021年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

一度世論を敵に回してしまうと──

写真はイメージ (C)Getty Images

 立て続けに引き起こされた愚行に、会場は騒然となった。

 舞台となったのは韓国のフットサルリーグであるFKリーグだ。5月15日、まさにシーズン大詰めのプレーオフで高陽BULLSと堤川FSが激突。緊迫した接戦のままゲームは終盤に突入し、高陽が3-3から2連続ゴールを決めて突き放しに成功した。
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 すると残り3分、エキサイトした堤川の選手Aが相手選手の大腿部に飛び蹴りを食らわし、コート外まで吹っ飛ばしてしまう。即刻Aは退場処分となり、両軍入り乱れての大乱闘騒ぎとなった。その際に堤川の選手Bが高陽の選手にグーパンチを見舞い、さらに加えて、選手Cが最初の被害者でコート外に座り込んでいた高陽選手の手を踏みつける場面まで、映像に捉えられていたのだ。

 目を疑うような光景が繰り返され、会場は一瞬にしてカオスと化す。試合は高陽が7-4で勝利したものの、かなり後味の悪いゲームとなってしまった。
 
 韓国国内では堤川の3選手に対し、SNSやコミュニティサイトで批判的な意見が殺到。大炎上を受けて3選手はクラブの公式SNS上で謝罪文を公開するに至った。それでも、世論は許さない。結局クラブは高陽と韓国フットサル連盟に正式な謝意を示し、加害者である3選手に「永久除名の懲戒処分」を課すと決めたのである。

 かなり厳しい裁定が下された格好だが、韓国では一度世論を敵に回してしまえば、なかなか信頼を回復するのが難しい。2月、韓国女子バレーボール界に端を発した"いじめ告発騒動"では加害選手や所属クラブに対してバッシングの嵐が吹き荒れ、ファンか過度な厳罰を求める声が相次いだ。

 今回の堤川は傷口が広がる前に、断固たる態度を示したと考えられる。それにしても、トップレベルのゲームでは滅多にお目にかかれない衝撃のハプニングだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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