中島翔哉が“コロナ陽性”にもかかわらず渡航か? 1月の中東行きに疑惑浮上、当局が捜査中とポルトガル紙

2021年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

UAEに渡る前のコロナ検査が捜査対象に

現在はUAEでリバビリ中の中島。(C) Getty Images

 ポルトガル1部ポルトに籍を置く中島翔哉は、現在はアラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインに期限付き移籍中だ。

 しかし、1月の加入後にリーグ戦2試合に出場したものの、トレーニング中に負傷したとクラブが発表。負傷の詳細な公表はいまだないものの、ポルトガル紙『A BOLA』によれば、脛骨骨折および靭帯断裂のため、長期離脱を余儀なくされている。

 現在はUAEで治療に専念しており、自身のSNSでリハビリ中の様子を共有するなど、少しずつ復帰に進んでいる日本人MFだが、仰天の一報が飛び込んできた。

 現地紙『Jornal de Notícias』が20日付けで報じたところによると、中島はポルトガルで当局の捜査対象になっているという。
 
 現地木曜日に発表された声明によれば、捜査はポルトガルの中央捜査刑事局が担当し、司法官、検察官、司法省の経済犯罪対策担当者、INSA(国立衛生研究所)のリカルド・ホルヘ氏が参加。これまでにポルトガル1部のポルトとポルティモネンセを対象に家宅捜索が行なわれ、臨床分析機関による分析が進められているようだ。

 捜査対象である中島にかかっている疑いは、コロナウイルスに感染していながらも国外に出た可能性だ。ポルト側は「主力チームの選手が2021年1月に海外に渡航する際に必要なコロナウイルスの検査の結果を目的とした調査の範囲内で、クラブとポルトガイア・スポーツトレーニングセンターで捜索が行なわれた」ことを認めている。

 感染を隠して国外に渡航し、ポルトガル司法が定める「病気を広める犯罪の実戦、分析や処方の変更」に抵触したと判断された場合は、実刑で1~8年の禁固刑に処される可能性があるという。ただ、すぐに中島の逮捕が予定されているわけではなく、現在は証拠収集のみが行なわれているとのことだ。

 果たして日本人MFにかかる疑いは事実なのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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