「アゾリアンの“ツバサ”だ」守田英正の躍動に現地局も驚嘆! サンタ・クララ史上初の快挙に今季2点目で貢献

2021年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ストライカーやったっけ?」という元同僚からもツッコミ

サンタ・クララでの初シーズンを終えた守田。その存在感は現地でも認められている。(C)Getty Images

 現地時間5月19日、ポルトガル・リーグの最終節、第34節が行なわれ、守田英正が所属するサンタ・クララはホームでファレンセと対戦し、4-0で勝利を収めた。

 先発した守田は1-0とリードを奪った45分、MFリンコンからのパスを受け、ドリブルで攻め上がる。ひとりをかわしてペナルティエリアに踏み込むと、DFとGKの位置を冷静に見極めながら右足を一閃。ゴール左隅にシュートを突き刺し、勝利に貢献した。守田の得点は、1月25日に行なわれたリオ・アベ戦以来となる。

 試合はその後にサンタ・クララが2点を加えて、4-0で完勝。勝点3ポイントを加えた同クラブは、最終順位で7位から6位へ浮上し、来シーズンに新設されるヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を争う予選に加わる権利を得た。

 サンタ・クララにとっては、史上初のヨーロッパの舞台で戦う権利を得た一戦での、日本人MFの躍動を、現地局『tvi24』が絶賛している。
 
「アゾリアンの"ツバサ"が傑出したプレーを見せた。守田は後ろで守りながらも前に出て、周囲を見て、さらに得点を決める。サンタ・クララの最高の財産のひとつであることは間違いない。この水曜日に決めたゴールが、彼がいかにすばらしい"クラス"の選手であることかの象徴だ。相手を引き付け、DFを振り切るドリブルをし、効果的なシュートを決めた」

 また、守田は試合後に自身のSNSを更新。「今日は歴史的な日。この瞬間を共に共有できたことを幸せに思います」(原文ママ)と綴り、クラブ史上初となる、欧州カップ戦への切符を手にした喜びを仲間たちと共有した集合写真と、ゴールシーンの動画を投稿している。

 これに対し、川崎フロンターレ時代の同僚である小林悠は「俺の教えた通りやれてる笑」とコメントし、元同僚の武岡優斗さんは「ストライカーやったっけ?」とツッコミを入れている。加えて、現地サポーターからも「あなたは伝説です!(日本語で)」「モリター」といった絶賛の声が集まった。

 守田は5月末から活動する日本代表チームに選出された。勢いに乗った日本人MFが、代表でどのような活躍を見せるのか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】まるでストライカー!? 守田の狙いすましたゴラッソはこちら

次ページ【動画】まるでストライカー!? 守田の狙いすましたゴラッソはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事