「本大会も戦ってもらいたい」吉田、酒井、遠藤のOA3選手の五輪内定を森保監督が示唆!

2021年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「了解を得ているというのは間違いない」反町技術委員長もお墨付き

A代表でも中心選手のOA3人。左から酒井、吉田、遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本サッカー協会(JFA)は5月20日、6月5日のU-24ガーナ代表戦、12日のジャマイカ代表戦を戦う東京五輪世代のU-24日本代表メンバーを発表した。

 7月22日からのオリンピック本大会に向けて、JFAの反町康治技術委員長は「最終選考になる」と明言。本番さながらオーバーエイジとしてDF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航の3選手を招集した。

 森保一監督は「基本的には3人のオーバーエイジに本大会も戦ってもらいたいなと思っています」と本番での起用も示唆した。

 オーバーエイジ選考の経緯については、「全てのポジションでリストアップし、関係者に選手の意向を確認してもらい、クラブとの調整をしてもらいました。五輪世代にとっては最終段階まで競争だと思っています。ただ、オーバーエイジでは競争があってはいけないとも思った。良いタイミングで決定し、(選考されなかった)他の選手には次に向けて、今後の活動やメンタルに支障をきたさないようにリスペクトしている」と、このタイミングで発表になったことを明かした。
 
 A代表でキャプテンも務める吉田。不動の右SBの酒井と、今やボランチで欠かせない存在になっている遠藤。それぞれ五輪への出場経験も持つ代表戦士の合流に、指揮官は、「誰がと言うわけではないが、まず絶対的な戦力である」として、「プレーでチームに貢献できて、若い選手たちにも影響力がある。プレー以外の面でも、オン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチで行動で示してくれるとともに、コミュニケーションを取りながら若い選手の成長を促してくれる3人だと思います」と期待を寄せた。

 反町技術委員長も「森保監督からも本大会でも考えているという強い言葉もあった。JFAはヨーロッパを拠点に優秀な人材が常駐し、所属チームとしっかり話をしたなかで、(五輪出場の)了解を得ているというのは間違いない」と本大会での起用にお墨付きを与え、「(A代表とU-24代表の兼任監督で)1チーム、2カテゴリーとしてやってきたのは、こうしてインターナショナル・マッチ・デーが重なったときに、良い影響を与えられると思う。その成果をここでも出してもらいたいし、最終的には本大会でも出してもらいたい」とエールを送った。

 オーバーエイジ3選手を加えたU-24日本代表は、6月5日に福岡県のベスト電器スタジアムでU-24ガーナ代表と、12日に愛知県の豊田スタジアムでジャマイカ代表と対戦する。

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構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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