コロナ感染者20人…緊急事態のリーベル、負傷中のMFをまさかのGK起用へ

2021年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

大会に登録されているGK4人は全員感染

前の試合で負傷交代したMFペレスがGKとして緊急登板となった。(C)Getty images

 36回のリーグ制覇を誇るアルゼンチンきっての名門、リーベル・プレートが緊急事態に陥っている。現地紙『Ole』や『Marca』が報じた。

 リーベルは現地時間5月19日にコパ・リベルタドーレスのグループステージでサンタフェ(コロンビア)との対戦を予定。しかし、チームは20人の新型コロナウイルス感染者を抱えており、怪我人も除くとプレーできる選手は10人しかいないという。さらに同大会のメンバーリストに登録されているGKは4人全員が感染しており、まさに危機的状況となっている。
 
 クラブは、守護神を追加登録するために例外的措置を南米サッカー連盟に願い出るも、無情の却下。苦肉の策として、右ハムストリングを負傷しているMFエンゾ・ペレスをGKで起用することで、何とか11人を揃えるようだ。事実、練習ではペレスは既にグローブをはめてテストも行なっている。

 フィールドプレーヤーがGKを務めるシーンは稀にあるものの、強豪がキックオフから、それも負傷を抱えた状態でゴールを守るのは例を見ない。ベンチを見ても、交代選手は1人もいない。果たして、注目の一戦はいったいどんな展開となるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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