「ヴァイナルダム?センシ?ルイ・パトリシオ?」ローマの新戦力報道が伊メディアで加熱!

2021年05月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

補強費は3年で総額313億円か

ローマへの移籍が報道されたヴァイナルダム。(C)Getty Images

 今シーズンのセリエAも38節を残すのみとなり、イタリアのメディアでは移籍市場の話題が活況を呈している。その中でも、ジョゼ・モウリーニョが新シーズンから監督に就任するASローマの情報は数多く、さまざまな名前が新戦力候補に挙げられている。
 
 ローマのダン・フリードキン会長は3年契約を結んだモウリーニョ監督に、3年で総額2億5000万ユーロ(約313億円)の補強費を約束したと伝えられており、その資金で新戦力を何人かを獲得するという。

 エディン・ジェコの去就が不透明な最前線は、アンドレア・ベロッティ(トリノ)のほかに、『Corriere dello Sport』紙はラ・リーガで33試合に出場して16ゴール(37節終了時点)の長身ストライカー、アレクサンデル・イサク(レアル・ソシエダ)が選択肢にあると伝えた。また『Corriere della Sera』紙は、かつてモウリーニョが絶賛したアラン・サンマクシマン(ニューカッスル)がターゲットだと報じている。

 中盤では、今夏にリバプールとの契約が満了するジョルジニオ・ヴァイナルダムの名前が複数メディアで報じられた。『Gazzetta dello Sport』紙によると、ローマが年俸450万ユーロ(約5億6000万円)+ボーナスの3年契約を打診しているという。有力な移籍先候補のバルセロナは、ヴァイナルダムを熱望するロナルド・クーマン監督がシーズン後に退任する見通しだとして、ローマにもチャンスがあると伝えている。
 
 また、インテルのステーファノ・センシも獲得候補として取り沙汰されており、モウリーニョの代理人のジョルジュ・メンデスがコンサルサントとしてかかわるリールから、レナト・サンチェスを引き抜く話も依然として話題になっている。

 最終ラインは、CBと左SBをこなすマンチェスター・Cのネイサン・アケーや、マンチェスター・Uからミランにレンタル移籍中で、左右のSBでプレーできるディオゴ・ダロの名前も浮上していると『Gazzetta dello Sport』紙は報じた。

 GK陣は入れ替えがありそうだ。『Gazzetta dello Sport』紙によると、かねてから新戦力候補として報じられてきたファン・ムッソ(ウディネーゼ)、ピエルルイジ・ゴッリーニ(アタランタ)、アレッシオ・クラーニョ(カリアリ)らではなく、モウリーニョと同じメンデスが代理人のルイ・パトリシオ(ウォルバーハンプトン)を迎えるという。

 一方でローマは現有戦力の整理も進めている。退団が確実視されているのが、GKパウ・ロペス、GKアントニオ・ミランテ、GKシモーネ・ファレッリ、DFファン・ジェズス、DFブルーノ・ペレスで、DFフェデリコ・ファシオ、DFダビデ・サントン、MFハビエル・パストーレの3選手も今シーズン限りでの退団が有力だ。

 新シーズンに向けて多くの選手の入れ替えが予想されているローマ。はたしてモウリーニョ新監督とともにどんなチームを作っていくのか。ローマの移籍市場での動向から目が離せない。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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