【神戸】「メンバーが変わるなかでも勝ちに行く」ルヴァン杯GS突破へ三浦監督が必勝宣言!

2021年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

三つ巴の戦いも、神戸は勝利で突破が確定

リーグ戦からのメンバー変更は示唆したものの、「ほかの選手にチャンス」と前向きに捉える三浦監督。(C)VISSEL KOBE

 ヴィッセル神戸は5月18日、ルヴァンカップのグループステージ最終節の前日会見をオンライン上で実施。三浦淳寛監督は「明日、勝たなければいけないと選手に言い聞かせている」とグループステージ突破のかかる徳島戦へ必勝を期す。

 神戸の入るBグループは首位のFC東京の1位通過が決定。その一方で神戸、徳島、大分の3チームが勝点5で並ぶ。勝点で並んだ場合のグループステージでの順位決定方式は、リーグ戦のような"得失点差"ではなく、『勝点が同一のチーム同士で行った試合の勝点』、次いで『勝点が同一のチーム同士で行った試合の得失点差』となる。つまり、勝点で並んだチーム同士の直接対決の結果で決まる。

 しかも、3チームがそれぞれに勝利しており三竦みの状態だ。徳島は神戸に先勝。神戸は大分に、大分は徳島に1勝1分で勝ち越している。

 そんな状況で唯一自力突破の可能性を残しているのが神戸だ。徳島、大分は勝利を収めたとしても、他会場の結果次第で次ステージへ進出できない可能性が残るものの、神戸は勝てば通過が決まる。

 勝利が必要な神戸にとって翌日の徳島戦では不安と期待の両面がある。
 
 それは、過密日程を加味してリーグ戦とは大幅にメンバー変更して戦っている点だ。リーグ戦でのチーム得点ランキング1位の古橋亨梧(9ゴール)は今季ここまでルヴァンカップでの出場はない。

 その点については、「FWには点を取るという最後の一瞬の部分。そういう部分に関しても徹底して言っている。ミーティングの中で要求はめちゃくちゃしている」とし、「ルヴァンでメンバーが変わるなかでも勝ちに行く」と語気を強めた。

 その一方で、昨季のACL出場経験もあってか、今季取り組んでいるセットプレーの強化について「国際大会を含めて、良い内容でやっていてもセットプレーから0-1で敗れることもある。詳しくは言えないが(セットプレーの練習は)がっつりやっている」とし、「セットプレーに関しては、ヴィッセルだけが(J1チームで)唯一無失点。トライしたことはできていると思う」と自信を覗かせた。

 直近のリーグ戦でもアディショナルタイムに劇的な同点弾を決め、しぶとさを見せる神戸。指揮官の「気持ちの部分でアグレッシブに行く。そういう気持ちを全員が持って、明日の試合はアウェーですが、しっかりと結果を出したいと思います」という言葉にも説得力が増している。

【動画】今年の神戸はひと味違う!C大阪戦の劇的同点弾

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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