「絞り込みは完了」「五輪で招集は可能」森保監督の言葉から読み解く、“オーバーエイジ3人”の顔ぶれは?

2021年05月18日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「あえて名前は挙げませんが…」

東京五輪のオーバーエイジ枠について森保監督が言及した。(C)SOCCER DIGEST

 5月18日、日本代表と五輪代表を兼任する森保一監督が、オンラインでの囲み取材に応じた。

 東京五輪を戦うU-24代表は、6月5日(ガーナ戦)と12日に強化試合を行なった後、本大会の登録メンバー18人が発表される予定となっている。

 注目されるのが最大3人のオーバーエイジ枠だ。森保監督は「あえて名前を挙げるのは控えさせていただきますが…」としたうえで、「皆さんも我々発信でなくても、相手方(クラブ側)からいろいろ情報は得ていると思います。だいたい絞り込みは終わっています」と語った。
 
 クラブとの交渉についても「今のところ順調にきている。6月の活動やオリンピック本大会でも招集可能だと考えている」と話し、「ほぼほぼ固まっている」とした。

 オーバーエイジ枠では、DFの吉田麻也(サンプドリア)と酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)、FW大迫勇也(ブレーメン)らの名前が挙がっている。

 ただ、ブレーメンはブンデスリーガの1部残留が決まっておらず、16日にはフロリアン・コーフェルト監督が解任されたばかり。そうした状況を考えると、「交渉は順調」という指揮官の言葉から推測すれば、上記のうち大迫を除いた3人が有力と言えそうだ。

 酒井に関しては、マルセイユを退団し、浦和レッズへの加入が濃厚視されており、そうなれば五輪招集へのハードルは高くなくなる。

 森保監督は6月の2試合でオーバーエイジ組を五輪代表に組み込むことを示唆しており、5月20日に行なわれるメンバー発表が注目される。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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