浦和が前半にゴールラッシュ!ユンカーの2発、田中達也の1G2Aで3-0勝利。ガンバは苦境から脱せず…

2021年05月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユンカーは来日初の複数得点&公式戦3戦連発弾

来日初のドッペルパックを達成したユンカー(右)。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは5月16日、第14節の2試合を開催。パナソニックスタジアム吹田で行なわれたガンバ大阪と浦和レッズの一戦は、3-0でアウェーの後者の完勝となった。

 13日付けで宮本恒靖前監督との契約を解除し、松波正信強化アカデミー部長が兼任で指揮を執るG大阪。その初陣は12日の広島戦から2選手を変更。宇佐美貴史と、5試合ぶりにチアゴ・アウベスがスタメンとなった。

 対する浦和は前節でリーグ戦デビューしたユンカーと鈴木彩艶を続けて先発起用。柴戸海と古巣対戦となった田中達也が名を連ねた。

 試合は、ホームチームが気持ちのこもった立ち上がりを見せる。7分に宇佐美がミドルレンジから強烈なシュートでルーキーGKの出方を伺うと、15分にはFKを得たチアゴ・アウベスが直接ゴールを狙うものの、ネットを揺らすことができない。

 やや押し込まれた立ち上がりを凌いだ浦和は、16分、一瞬の隙を突き見事に先制点をゲットする。左から送られた武藤雄樹のクロスボールはファーサイドまで流れるが、これを拾った田中が折り返し、ユンカーがヘディングでジャストミートし先制弾。ユンカーはこれで公式戦3戦連発となった。
 
 続けて20分、ユンカーのサイドチェンジから左サイドを駆け上がった明本考浩がグラウンダーのクロス。走り込んだ田中が右足で押し込み追加点を奪う。

 さらにカウンターから右サイドを抉った田中がタッチライン際から低いクロスを中央へ送ると、ユンカーの長い脚が伸びてネットを揺らす。来日初の複数得点で、阿部勇樹の3ゴールに並び、チーム最多タイの得点数となる。

 前半はポゼッションでもシュート数でも浦和を上回ったG大阪は、後半立ち上がりも宇佐美や倉田秋、交代出場のレアンドロ・ペレイラらを中心に浦和ゴールへ迫るものの、57分の倉田のシュートはGK鈴木にセーブされる。

 その後も両チーム交代カードを切りながら得点を狙うものの、スコアを動かすことはできず3-0のままタイムアップを迎えた。

 この結果、ホーム3連敗となったG大阪は勝点7は変わらず、ゴール数も今季ここまで3ゴールと苦しい状況から抜け出せず。2試合連続の完封勝利となった浦和は同23に積み上げた。

 次節、G大阪は5月22日に敵地でFC東京と激突。浦和は19日にルヴァンカップ最終節、横浜FC戦を行ない、22日にホームでヴィッセル神戸を迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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