現地時間５月15日に開催されたプレミアリーグ第36節で、南野拓実の所属する14位のサウサンプトンは、降格が確定している18位のフルアムとホームで対戦した。

　２試合連続で先発出場を果たした南野は開始４分、自陣からのロングパスに反応し、GKと１対１になりかけるが、ボールはわずかに長く、シュートまで持ち込めず。さらに16分には絶好機が到来。ペナルティエリア右でパスを受けてワントラップからシュート態勢に入るも、相手DFの決死のスライディングに阻まれた。

　チームは27分に得意のセットプレーからチェ・アダムス、60分にカイル・ウォーカー・ピータースのグラウンダーのクロスから途中出場のネイサン・テラがそれぞれゴールを奪い、２-０と理想的な試合運びを展開。75分にファビオ・カルバリョに１点を返されるが、83分にセオ・ウォルコットのゴールで突き放し、３-１で危なげなく勝利を収めている。
 

　ただ、76分までプレーした南野は、４日前のクリスタル・パレス戦（〇３-１）に比べれば、攻撃に絡む回数が増え、得点を匂わせる場面もあったものの、インパクトを残すまでには至らず。交代して入ったウォルコットが、きっちりと結果を出したことで、明暗が分かれる結果となった。

　英衛星放送『Sky Sports』の採点では、チーム最低タイの「６」が付けられているほか、地元メディア『Hampshire Live』でもクリスタル・パレス戦に続き、２試合連続で単独ワーストの「４」が付けられ、寸評も辛口だ。

「（ラルフ・）ハーゼンヒュットル監督も知っているように、彼はとても取るに足らない。全体的に関与するのに苦労し、ボールを持っても無駄にしてしまう」

　２月20日のチェルシー戦以来、およそ３か月もの間ゴールから遠ざかる日本代表FWには、目に見える結果が求められている。今シーズンに残されたチャンスは、18日のリーズ戦と、23日のウェストハム戦の２試合だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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