「不利な結果になる可能性は低い」浅野拓磨はすでにトルコ入り? 現地メディアが弁護士の見解を伝える

2021年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

トルコ1部トランザスポルへ、パルチザンが移籍金を要求?

2日の契約解除以降、セルビアを出国しているとされる浅野。(C)Getty Images

 浅野拓磨を取り巻く状況は、刻一刻と変化しているようだ。

 5月2日に浅野が、度重なる給与未払いや「クラブ側の対応からリスペクトを感じられなくなった」ことを理由に契約解除を発表。しかし、パルチザン側はこれに反論。給与は支払っていることを主張し、国際サッカー連盟(FIFA)の規定のもと、裁判所で決着をつけるべく、行動を起こしているとされる。

 その浅野が、今夏に移籍するのではと報じられているのがトルコ1部のトランザスポルだ。
 
 トルコ・メディア『Karadeniz Gazetesi』は、「パルチザンは、FIFAと弁護士を通じてトランザスポルに600万ユーロ(約7億5000万円)の移籍金を要求している。浅野側の弁護士はその要求を跳ね除けているが、パルチザンはクラブが事前に契約書をかわし、浅野をトルコに呼び寄せたという疑惑を持ち、訴訟手続きに入るものと思われる」と伝えた。
 
 しかし、同メディアによれば浅野の弁護士は、「この訴訟で不利な結果となる可能性は低い」とトランザスポルに断言しているという。さらに、「FIFAのルールによれば、クラブが選手に2か月以上、給与を支払わない際、既定の期間(15日以内)で解決しなければならないという。ただ、この期間を超えた場合、選手は契約解除が可能になることから、浅野はこのケースに当てはまる」と考えているようだ。

 浅野はすでにトルコ入りしているとも報じられているが、2日の契約解除を報告して以降、新天地やパルチザンの対応についての発表はない。移籍金の行方も含め、今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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