【J1ベストイレブン】MVPは緊急出場でも“違い”を見せた生え抜きテクニシャン!4連勝の福岡から2名を選出|13節

2021年05月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

4選手が初選出に

【13節のベストイレブン】

 J1リーグは5月8、9日に各地で13節の10試合を開催した。ここでは、今節の全試合からサッカーダイジェストWeb編集部が選定したベストイレブンを紹介していく。

 開始20分の緊急出場でもゲームを掌握し、チームを勝利に導いた横浜の天野純が今節の主役だ。

 マルコス・ジュニオールの負傷を受けて20分にピッチに立つと、サイドチェンジで先制点の起点となり、80分には貴重な追加点をゲット。ポジショニングも抜群で、サイドへの展開や高精度パスでチームを4連勝に導いた。チーム生え抜きのテクニシャンを採点「7」で今節のMVPとした。

 同じく「7」の高採点をつけた2選手もピックアップ。札幌のアンデルソン・ロペスは1点ビハインドからチームを勝利に導く2ゴール。今季通算11得点とし、得点ランキングトップに躍り出た。浦和の小泉佳穂は、序盤はミスがあったものの、味方の守備陣に助けられると、恩返しとばかりに後半2ゴールをお膳立て。キャスパー・ユンカーのJ初ゴールに繋がる武藤雄樹とのダイレクトプレーでファンを魅了した。
 
 クラブ史上初のJ1での4連勝を飾った福岡から2選手を選出した。ドウグラス・グローリは、まさにゴール前の壁として柏の3トップを完封。志知孝明は強みの球際の強さを発揮し、CKから狙い澄ましたヘディングシュートで決勝点を記録した。

 そのほか、好調の鳥栖を相手に攻撃の起点を作らせず0点に封じた広島の佐々木翔。攻守に貢献し、1点ビハインドの局面でココしかないというコースに芸術的な直接FKを決めた横浜FCの手塚康平をそれぞれ初選出。

 また、鹿島の町田浩樹はCKから貴重な先制点を奪取。2節連続のゴールでチームトップタイの4ゴール目を決めた。名古屋の吉田豊はC大阪の起点でもある坂元を封じ、最前線まで駆け上がって決勝点もマーク。川崎のレアンドロ・ダミアンは、先制ゴールのみならず、高い献身性とハードワークでチームを牽引。湘南の守護神・谷晃生は相手の流れを食い止めるビッグセーブで4試合ぶりの勝利に大きく貢献した。

【PHOTO】J1第13節"ベストイレブン"に選出された11人を厳選ショットで紹介!
 

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