勝てば首位浮上のマドリー、劇的AT弾で追い付くもセビージャと2-2ドロー! 痛恨のPK献上が響く

2021年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダン監督の采配的中で追い付き…

22分にフェルナンド(左端)のゴールで先制ゴールを奪うセビージャ。(C)Getty Images

 現地時間5月9日に開催されたラ・リーガ第35節で、前節終了時点で2位のレアル・マドリーが、4位のセビージャをホームに迎えた。

 前日に行なわれた3位のバルセロナと首位のアトレティコ・マドリーの一戦が0-0のドローに終わったため、この試合に勝てば、アトレティコと勝点77で並び、直接対決(1勝1分け)の結果で首位に浮上できるマドリー。だが、序盤からセビージャにペースに握られ、22分に先制を許す。

 セットプレーの流れから、ラキティッチがヘッドで落としたボールをフェルナンドに決められた。

 これで目が覚めたリーガ王者は、23分にカゼミーロ、26分にはヴィニシウスがシュートを放つが、GKボノの正面を突く。32分にもベンゼマが左足で強烈なショットを見舞うも、これもボノにセーブされる。

【画像】辛辣批判!敗戦後にアザールが敵選手と爆笑するシーン
 後半に入って攻勢を強めたマドリーは、57分にモドリッチが左足のシュート。しかし、これも敵守護神に防がれる。

 65分にはモドリッチの浮き球のパスを受けたクロースが中に送り込んだボールにヴィニシウスが合わせるも枠を捉えられない。たまらずジダン監督はその直後にマルセロとモドリッチを下げて、アセンシオとミゲル・グティエレスを投入。すると、この策が的中する。

 67分にカウンターからパスを繋ぎ、最後はクロースのパスを入ったばかりのアセンシオが左足で捉え、同点ゴールを奪う。

 74分には、セビージャのCKからマドリーが一気にカウンターを仕掛け、独走したベンゼマがボノに倒されてPK判定となる。しかし、CKの際にミリトンにハンドがあったとして、VAR検証の末、逆にセビージャにPKが与えられる。これをラキティッチが決めて、78分に勝ち越し点を奪う。

 ヴィニシウスに代えてアザールを送り込んだマドリーは後半アディショナルタイム、クロースのシュートが敵DFジエゴ・カルロスに当ってネットを揺らし、劇的な同点弾(記録はオウンゴール)。試合は2-2のドローに終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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