フランクフルトが執念でドローに持ち込むも、CL出場圏から陥落! 長谷部誠、鎌田大地はともに先発出場

2021年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

86分に辛うじて同点に持ち込み、CL出場に望みを繋ぐ

前半に1本シュートはあったが、見せ場はあまり作れなかった鎌田。(C)Getty Images

 現地時間5月9日、ブンデスリーガの第32節が行なわれ、長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトは、ホームにマインツを迎えた。

 来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を得るため、4位以上を目指すフランクフルトにとっては、残り3試合は負けられない戦いとなる。この日は長谷部が3バック中央、鎌田がトップ下で先発して臨んだ。

 しかし、先制点はアウェーチームだった。11分、フランクフルトからレンタルで加入しているコーワのアシストで、オニシウォが鋭いシュートを放ってゴールネットを揺らした。

 その後、フランクフルトはツートップのアンドレ・シウバとルカ・ヨビッチと鎌田がボールを運ぶが、5バックで守りを固めるマインツを崩せず、前半を1-0で折り返した。

 後半はフランクフルトがユーネスを投入して攻撃の枚数を増やし、打開を狙う。それでもマインツの素早いチェックに苦しみ、ボールとロストしては相手のカウンターに悩まされるという時間帯が続いた。

 70分に鎌田はツーバーと交代。76分にはゴール前のパスミスからゴール前への独走を許し、絶体絶命のピンチを迎えるが、これは守護神トラップの飛び出しで失点を回避した。

 このまま敗れれば悲願のCL出場が遠のくと思われた86分、左サイドを切り崩した途中出場のユーネスのパスを、フルスティッチが繋ぎ、A・シウバにパス。だがエースはシュートに持ち込めずにボールはマインツのDFにかき出されるが、こぼれた先に倒れ込んでいたフルスティッチが左足を伸ばしてボールに当て、ふわりとしたループシュートがネットに吸い込まれ、同点弾を生む。

 試合はそのまま1-1で終了。フランクフルトは勝点1を得て57としたが、今節で勝利をあげて勝点を58に伸ばしたドルトムントにCL出場圏内の4位を明け渡し、ヨーロッパリーグ出場圏内の5位に後退。次節はシャルケと15日に対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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