「先発よりも良くなかった」新王者インテル戦で途中出場の吉田麻也、伊メディアは辛口評価

2021年05月09日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

2試合連続で先発落ち

インテル戦で後半頭から途中出場した吉田。 (C)Getty Images

 大量5ゴールを許しての黒星なら、DFにとって厳しい評価になるのは避けられない。

 サンプドリアの吉田麻也は5月8日、セリエA第35節インテル戦で後半開始から途中出場した。チームは1-5で大敗している。

 クラウディオ・ラニエリ監督の発案で、11年ぶりの優勝を決めた新王者をガード・オブ・オナーで称えたサンプドリアだが、前半だけで3失点。ロレンツォ・トネッリとの交代で吉田を投入するなど、ハーフタイムに4枚替えを断行したが、後半にも2ゴールを献上して敗れた。

 それでも、イタリア衛星放送『Sky Sport』と現地メディア『Sport Mediaset』、『TUTTOmercatoWEB』は、吉田に及第点の6点をつけた。ただ、TUTTOmercatoWEBは「インテルのプッシュが落ちたこともあり、より苦しまなかった」と、消化試合の2点差で迎えた後半に、王者がペースダウンしたとの見方も示した。
 
 一方、『Gazzetta dello Sport』、『Corriere dello Sport』両紙は、及第点を下回る5.5点をつけている。前者が「彼も守備陣を安定させることができなかった」、後者も「本質は変わらず。サンプドリアのエリアはインテルに征服された」と、それぞれチーム全体が苦しんだことを伝えている。

 サンプドリア専門サイト『sampnews 24』も、やはり5.5点で「すでに難しくなった試合で途中出場。後半の前半は困難にある守備陣に秩序をもたらしたようだった。アンドレア・ピナモンティの得点がサンプドリアの希望を完全に消し、そこから苦しみは増した」と報じた。

 加えて『calciomercato.com』は5点とさらに辛口評価。「途中出場で先発より良くなかった」と、トネッリを下回るパフォーマンスだったと評している。

 サンプドリアは残り3試合でスペツィア、ウディネーゼ、パルマと対戦する。2試合連続で先発から外れた吉田は、イタリアでの2シーズン目をどのように終えるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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