現地時間５月７日、ベルギー・リーグのプレーオフ第２節が行なわれ、伊東純也が所属するヘンクは首位クラブ・ブルージュと対戦し、３-０で勝利を収めた。

　前節のアントワープ戦で２アシストをマークした伊東は、２列目右サイドで先発し、この日は74分にチームの２点目となるゴールを記録。クリスティアン・トルストベットの３点目にも絡む活躍で、首位のC・ブルージュとの勝点差を８から５に縮める勝利に貢献した。

　現地メディア『7sur7』は、「ヘンクがC・ブルージュを圧倒した試合だった」とチームの出来を絶賛。前半をスコアレスで折り返す展開ながら、「リンドルフの守備陣は素晴らしかった。全員がボールを追いかけ、王者を苦しめた」と綴っている。
 

　また、伊東のゴールについては「先制点を挙げたポール・オヌアチュが試合を打開した後、ブルージュが勢いを盛り返すなかでの、最高のタイミングだった。右サイドから飛び出したイトウは、ブルージュの天窓にミサイルのようなシュートを飛ばして、チームに歓喜をもたらしたのだ」と激賞した。

　直後の３点目も、「トルストベットとイトウのコンビネーションから守備陣を切り崩し、テオ・ボンゴンダが絡む完璧な形だった」と称えられている。

　ヘンクは２週間前に行なわれたベルギー・カップで優勝を飾り、PO第１節のアントワープにも３-２で完勝と勢いづいている。残り４試合で首位C・ブルージュとの勝点差５ポイントをひっくり返すことが出来れば、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得することになる。

　レギュラーシーズンを10ゴール・12アシストで終えた日本人アタッカーは、直近３試合でも２ゴール・２アシストと波に乗っている。現地メディアも注目する存在感で、残り試合も目の離せない活躍が期待できそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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