「昨シーズン共に戦ったメンバーたちに捧げます」新潟アルベルト監督が語る大宮の地で掴んだ勝利の意味

2021年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「フットボールは我々に幸せを取り戻させてくれました」

先制しながらも逆転される展開。だが再び、試合をひっくり返して勝点3奪取した新潟。この強さは本物だ。写真:塚本凛平(サッカーダイジェスト写真部)

 劇的な逆転勝利だった。

 J2リーグ第12節の大宮アルディージャ対アルビレックス新潟の一戦は、新潟が3-2で勝利。アウェーチームは15分に早川史哉のゴールで幸先良く先制も、31分に同点弾、59分に逆転弾をくらう。だが、74分に本間至恩が試合を振り出しに戻すゴールを決めると、81分に星雄次が値千金のチーム3点目をゲット! 3-2のスコアで勝点3を掴んだ。

 新潟はこれで12試合を消化し、10勝2分の勝点32。いまだ無敗で首位を独走する。チームを率いるアルベルト監督は試合後、自身のツイッターを更新。試合前後の選手たちの写真とともに、今節の勝利について以下のように振り返った。

「偉大なライバル相手に勝ち取った今日の勝利を、昨シーズン共に戦ったメンバーたちに捧げます。苦悩に満ちた昨シーズンの最終節がここ大宮でしたし、あの試合もまた苦い思い出です。しかし今日、フットボールは我々に幸せを取り戻させてくれました」

 昨季の最終節、大宮の敵地で戦った新潟は1-3の完敗。この黒星を含め、チームは4連敗でフィニッシュ。最終的に11位でシーズンを終えた。

 悔しさの残るゲームだったが、当時指揮官は次のように語っていた。

「最終節を負けてしまったのはとても残念ですが、プレースタイルを守り続ける意図は示せたのではないでしょうか。将来につながるしっかりとしたベースは作れたと思います」
 
 その言葉は、現在のチーム状況が証明しているのは間違いない。"苦い思い出"を払拭してみせたアルベルト監督のメッセージに、「泣ける」「アルサポにとっても心に響くこの言葉」「今日がまたより良い次に繋がっていくといいな」「最高の監督だよ本当」「昨シーズンからの継続が今日に繋がってる」といったコメントが寄せられた。

 5月9日に開催予定の次節(13節)はホームに松本山雅FCを迎える。目下3連勝中と好調の難敵を相手にどんな戦いを見せるか注目だ。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

【写真】勝利を噛みしめる新潟アルベルト監督のメッセージ

【J2第12節PHOTO】大宮2-3新潟|新潟開幕12戦負けなし!一時逆転許すも星の決勝弾で3連勝!

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