新潟がシーソーゲームを制して無敗をキープ!終盤の2失点で逆転負けの大宮は、第5節以来の白星ならず…

2021年05月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

両チーム途中出場の選手がゴールを記録

「10番」を背負う本間の一撃でゲームを振り出しに戻した新潟。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

 J2リーグは5月5日、第12節の11試合が各地で開催された。NACK5スタジアム大宮で行なわれた大宮アルディージャとアルビレックス新潟の一戦は、3-2でアウェーの後者が勝利を収めた。

 ここ6試合で3分3敗と勝利がなく、20位に沈む大宮と、ここまで9勝2分の無敗で首位を走る新潟。ここまでは対照的な戦いを見せる"オレンジダービー"となった。

 試合は、チームの勢いそのままに新潟が先制する。

 9分に守備陣の乱れから大宮のFWネルミン・ハスキッチにシュートを許すが、DF早川史哉のブロックが間に合いノーゴールに。

 ピンチを凌いだ新潟はワンチャンスをモノにする。15分に左CKを得ると高木善朗のキックをファーサイドで早川が身体で押し込み1-0とする。

 1点をリードされた大宮は19分、相手と接触したFW菊地俊介が立ち上がることが出来ず、担架でピッチを後にするアクシデントも発生。23分にFW中野誠也を投入した。

 すると31分、大宮はMF三門雄大のロングボールから一瞬の隙を突く。交代出場の中野がディフェンスラインの背後に抜け出すと、ワントラップからループシュートを選択。これが、飛び出していたGKの頭上を抜き、追いかけるDFも届かずネットに収まった。

 さらに59分、大宮は後半立ち上がりから新潟に攻め込まれるものの、MF小島幹敏のパスカットからロングボールを送ると、今度はハスキッチが抜け出し、GKとの1対1を制して逆転に成功する。
 
 しかし、首位の新潟も61分に星雄次、71分に三戸舜介を続けて投入し反撃の機会を伺う。すると、74分、左サイドでパスを受けた本間至恩がカットインから右足を振り抜きゴール右のサイドネットを揺らす同点弾を決める。

 続けて81分、左の本間、三戸と繋ぎ、最後はペナルティエリア内に走り込んだ星がシュートを決め、新潟が逆転に成功する。その後も自慢のパスワークで相手のプレスをかわし続けた新潟がリードを保ったままシーソーゲームとなった一戦を勝ち切った。

 この結果、3月27日の第5節以来勝ち星のない大宮は勝点9は変わらず、降格圏を彷徨う。一方の新潟は無敗を続け、同32に伸ばし、首位を堅持している。

 5月9日に開催される次節、大宮は敵地でザスパクサツ群馬と対戦、新潟はホームで松本山雅FCを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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