川崎、首位攻防戦2連勝! 名古屋に3-2逃げ切り勝ちで勝点差は「9」に。開幕14戦負けなし!

2021年05月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半立ち上がりに一気に勝負を決める

ドリブル突破で三笘が局面を打開し、山根の2点目を演出。川崎が快勝を収めた。(C) SOCCER DIGEST

 J1リーグ12節の川崎フロンターレ対名古屋グランパスの一戦が5月4日、等々力陸上競技場で行なわれ、川崎が3対2で勝利を収めた。首位攻防の2連戦は、川崎が4月29日に行なわれた豊田スタジアムでの初戦(22節)を4-0で制し、中4日で舞台を川崎側のホームに移して開催。川崎が2連勝で2位の名古屋を突き放すのか、アウェーチームが初戦のリベンジを果たすのか、注目の一戦となった。

 試合は、川崎が前戦と同じ先発メンバーで臨んだのに対し、名古屋は前戦からスタメン4名を入れ替えて臨んだ。前線には、柿谷曜一朗、相馬勇紀に代えて長澤和輝、前田直輝を先発に起用した。

 序盤から攻守の切り替えが早く、目まぐるしい展開が続くが徐々に川崎がボールを支配。敵陣へ押し込むが、名古屋も最終ラインの粘り強い守備からカウンターで押し返す。

 ゲームが膠着状態となりつつあるなか、先制したのは川崎だった。31分、CKのチャンスを得ると、田中碧のキックにジェジエウが頭で合わせ、ネットを揺らす。川崎が初戦に続き、先制した。前半は川崎が1点をリードして折り返す。
 
 迎えた後半、川崎は序盤で一気に試合の流れを掌握する。50分、左サイドで三笘薫がボールを受けると、ターンからドリブルで一気に加速。マークについた成瀬竣平を引き離し中央へ折り返すと、ここに右サイドバックの山根視来が右足で押し込みネットを揺らす。川崎が2-0とする。

 さらに59分には、後方でパスを回していた名古屋が連係ミス。DF丸山祐市のバックパスがそのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールに。川崎が3-0と突き放した。

 しかし、名古屋も反撃に打って出る。73分、マテウスのチャンスメイクから森下龍矢が右サイドをえぐりクロスを供給すると、後方から走り込んだ稲垣祥がワンタッチで叩き込みネットを揺らす。名古屋が1点を返すと、なおも83分、右サイドで得たFKをマテウスが直接ゴールを狙い、これがポストを直撃してそのままゴールに吸い込まれた。名古屋が3-2と1点差に追いすがる。

 だが反撃もここまで。最後は川崎が名古屋の猛攻を凌ぎ切り、3-2で川崎がJ1首位攻防戦で2連勝を収めた。開幕14戦負けなしとした川崎は勝点を38に伸ばし、名古屋との勝点差を9に広げた。名古屋は勝点29のままとなっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】三笘薫の仕掛けから右SBの山根視来がボレー弾!

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