マンUサポの襲撃で注目のリバプール戦は延期、シティの優勝も持ち越しに…ESL先導オーナーへ怒りが爆発

2021年05月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

選手らが滞在のホテルにも押し寄せる

無観客にもかかわらず、オールド・トラフォードに詰めかけたマンUサポーター。(C)Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッド対リバプールは、前代未聞の理由で延期となった。英紙『Daily Mail』など各メディアが報じている。
    
 ユナイテッドが敗れれば宿敵マンチェスター・シティの2年ぶりのリーグ制覇が決まる注目の一戦は当初、現地時間5月2日の16時半にキックオフ予定だった。

 しかし、決戦の地オールド・トラフォードには、試合前から欧州スーパーリーグ(ESL)構想の創設へ関わったオーナーに抗議するユナイテッドのサポーターが押し寄せ、現場は大混乱。数百人がピッチ内にまで侵入し、ゴールに上ったり、コーナーフラッグを引っこ抜いたりと異常な事態となっていた。

【動画】ピッチに侵入し、やりたい放題のマンUサポーターの様子はこちら
 
 また、別グループは、ユナイテッドの選手らが滞在しているローリー・ホテルの入口を封鎖し、チームバスへの乗車を妨害。その結果、定刻でのスタジアム入りができないため、一時はキックオフを遅らせる方針だったが、この日の開催は不可能と判断が下り、別日での開催が決定した。

 ESLはユナイテッドのアメリカ人オーナー、グレイザー家が、リバプールの同胞オーナー、ジョン・W・ヘンリーとともに、アーセナル、トッテナム、そしてマンチェスター・シティとチェルシーを引き入れたと言われている。もっとも、後者の2クラブは、この計画に名を連ねることに消極的だったとされ、反発を受けるとすぐに手を引いたようだが…。

 そうした背景もあり、サポーターの怒りが爆発したようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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