【J1】1stステージ11節展望|甲府 – 湘南|機動力が武器の湘南相手に、バレーの復帰デビューはあるか? 

2015年05月09日 サッカーダイジェスト編集部

甲府――注目のバレーは「切り札」としてベンチスタート濃厚。湘南――攻撃の要・高山が出場停止で、岡田が今季初先発へ。

故障者/甲府=福田、松橋、保坂 湘南=藤田祥
出場停止/甲府=なし 湘南=高山

ヴァンフォーレ甲府
リーグ成績(10節終了時):18位   勝点6    2勝0分8敗 3得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●守備については「ブロックに安定感が出てきた」と、樋口監督、キャプテンの山本が声を揃える。
●負傷の影響で別メニュー調整だった土屋、盛田が全体練習に合流。
●バレーのメディカルチェックが終了。湘南戦では「切り札起用」か。
 
【担当記者の視点】
 前節は昇格組の松本に0-2で屈した。「残留争いのライバル」と目される相手との一戦を落としたダメージは計り知れないが、下を向いてばかりはいられない。今節もやはり昇格組の湘南を迎えるとあって、底力を見せられるかが問われる。
 
 守備面は総失点「19」とリーグワーストだけに盤石とは言い難いが、「ブロックに安定感が出てきた」と、監督や選手が手応えを掴んでいるのも事実。ここ3試合は、局面によって粘り強さも発揮できており、その強度を90分間継続したい。
 
 一方、攻撃面では得点力不足を解消すべく補強したバレーが、今節より出場可能となる。試合勘に不安を残すため、「切り札」としての起用が有力視され、終盤まで無失点で切り抜けられれば出場するチャンスは巡ってきそうだ。
 
湘南ベルマーレ
リーグ成績(10節終了時):13位 勝点11 3勝2分5敗 10得点・17失点
 
【最新チーム事情】
●走行距離リーグ1位・高山が出場停止で今季初めて不在。
●可児―岡田のラインでシュートまで持ち込め。
●シャドー大竹、ボランチ菊地俊は今節も出場が微妙。
 
【担当記者の視点】
 走行距離1試合平均13.67㌔でリーグ1位の高山が、今節は累積警告により出場停止になる。代わってシャドーには岡田が入る見込みだ。ここに来て調子を上げる背番号22が、高山に負けない爆発的な運動量と"元気"を前面に押し出し、チャンスを作りたい。
 
 また、ボランチには可児が2試合連続で先発しそうだ。可児の高精度キックと岡田の背後を突く動きを絡めたコンビネーションから、シュートまで持ち込むパターンを作れれば、ゴールは必然的に近づくだろう。
 
 シャドーの大竹、ボランチの菊地俊は別メニュー調整を続けている。ベンチ入りする可能性はあるが、先発は回避しそうだ。
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