山形、クラブ初の外国人指揮官招聘で巻き返しなるか。クラモフスキー新監督が掲げるテーマは“ハードワーク”

2021年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「経験したことのないハードな練習をしてもらうことになる」

山形のピーター・クラモフスキー新監督が、就任会見で今後の意気込みを語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J2のモンテディオ山形は5月2日、クラブ初の外国人指揮官となるピーター・クラモフスキー新監督の就任記者会見を実施した。

 石丸清隆前監督の後任として、新たに山形の指揮を執ることとなった新指揮官は、会見の冒頭に、「私はピーター・クラモフスキーです」と日本語で挨拶。就任した喜びとともに、今後に向けた意気込みを語った。

「素晴らしいクラブであるモンテディオ山形の一員となれたことを誇りに思います。このクラブが前進するために私は来ました。日本のチャンピオンになる。そういった目標を掲げ、コーチングスタッフや選手、クラブ関係者全員で、目標に向かってハードワークしていきます。

 私が目指すのは、ファンがもう一回そのサッカーが見たいと思ってもらえるようなワクワクするサッカー。守備では強いメンタリティを持つこと、スタジアムに来たファンの皆様が座ってではなく、立って見たいと思うような攻撃を披露していきたい。結果を出すためには、毎試合改善していかないといけない。それは山を登るのと一緒で、頂点に立つために一歩一歩前へ、上へ上へ進んでいくことが必要です」
 
 クラモフスキー監督は、2018年から横浜F・マリノスのヘッドコーチを務め、2019年にはJ1制覇を経験。翌年には、清水エスパルスで自身のキャリアで初めてプロクラブで指揮を執った。「去年は日々どんなことにも学びがあり、自分が誇りに思えるようなサッカーが披露できたと思っています」と振り返り、その学びを山形へ還元することを誓った。

 会見の中で何度も口にしたのは"ハードワーク"。それこそが、自身が持つ監督としてのテーマであると語り、「選手たちには、いままでのキャリアのなかで、経験したことのないハードな練習をしてもらうことになる。一人ひとりがハードワークして前に進まなければいけない」と力強く語った。

 直近ではリーグ2連勝中の山形だが、第3節からの7試合未勝利が響き、現在13位。ここから上位進出に向け巻き返しなるか。オーストラリア人新指揮官の手腕に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】ピーター・クラモフスキー監督就任内定記者会見

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