11年ぶりのスクデットに王手!インテルのコンテ監督が打倒ユーベに意気揚々「支配体制を終わらせる」

2021年05月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

自らの手で始め、自らの手で終止符へ

コンテ監督率いるインテルが、充実したシーズンを送っている。(C)Getty Images

 待ちわびた瞬間はもうすぐそこだ。

 セリエAの首位を快走するインテルは、現地時間5月1日に開催されたされた第34節で、最下位に沈むクロトーネと敵地で対戦。69分にクリスティアン・エリクセンの豪快ミドルで均衡を破ると、後半アディショナルタイムにもカウンターからアシュラフ・ハキミが追加点を奪い、2-0で快勝を収めた。

【動画】エリクセン&ハキミ弾!インテルが最下位に快勝でリーグ制覇へ王手

 残り4試合で勝点82まで伸ばしたインテルは、2日にサッスオーロと対戦する同68のアタランタが引き分け以下に終わった場合、11年ぶり19度目のリーグ制覇が確定する。

 試合後、インタビューに応じたアントニオ・コンテ監督は、シーズンの充実ぶりを明かすとともに、ユベントスの10連覇阻止についても語っている。

「我々の過ごした今シーズンは、チームが継続的に向上を続けてきた結果だ。戦術、技術面だけに留まらず、精神面でも向上した。プレーする者、出場機会を得た者、ベンチに甘んじた者、それぞれが正しい行ないを全うし、強固なものを築き上げた。

 私たちは11年間スクデットから遠ざかっていたなかで、これまでの支配体制を終わらせるという並外れたことを成し遂げるんだ。選手たちはこの喜びを得るに値する。チームを祝福したい」
 
 サッスオーロの試合を選手たちと観戦するかとの問いには、あくまで自力で優勝を掴み取ることを強調している。

「勝利の際は休みを与えられることを彼らは知っている。ヴェローナ戦(前節、〇1-0)後と同じ様にね。我々は家族と過ごす時間を必要としている。長く疲労の重なるシーズンだったからね。結果がどうなるかは見ないことには分からないが、順位表ではかなりのポイント差があるので落ち着いている。我々は素晴らしいシーズンを送っており、他人に何かを要求するつもりはない。その必要もないだろう」

 2011-12シーズンから続く、ユベントスのセリエA9連覇。奇しくも、その最初の3連覇まで指揮を執った元ユーベ監督が、ライバルクラブの指揮官として、大記録に終止符を打とうとしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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