神戸に待望の"魔術師"が帰ってきた。

　J１リーグは５月１日、各地で12節の６試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島の一戦が15時のキックオフで行なわれる。この試合で、右太腿部の怪我で長く戦列を離れていた元スペイン代表のアンドレス・イニエスタが約４か月半ぶりにベンチ入りメンバーに名を連ねている。

　イニエスタは昨年12月のアジア・チャンピオンズリーグ（ACL）で右大腿部を負傷。同10日の水原三星戦では痛みをこらえてプレーし、チームの４強入りに貢献したが、その後バルセロナで右大腿直筋近位部腱断裂の手術を行ない、全治４カ月と診断されていた。スタメン入りとはならなかったが、ピッチに立てば水原戦以来142日ぶりの実戦復帰となる。
 

　またイニエスタは４月30日に自身のSNSでも、スパイクとレガースの写真とともに「復帰に向けて準備万端です」と綴り、戦列復帰を匂わせる投稿を行なっており、三浦淳寛監督も「復帰は時間の問題」と実戦復帰を示唆する発言をしていた。そして、この日やはり自身のツイッターではスペイン語と日本で「4ヶ月ぶりに…戻ってきました！」と自身の復帰を報告している。

　チームは現在、公式戦ここ５試合で４分け１敗。リーグ戦でも「７戦負けなし」ながらも３試合連続ドローと勝利から見放されている。主将の復帰でリーグ４試合ぶり、公式戦では６試合ぶりの勝利を狙う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「4ヶ月ぶりに…戻ってきました！」イニエスタが投稿した自身のプレー集