「本当によくやった」「味方に2人分の仕事をさせた」守備に“全振り”の南野拓実、現地メディアの評価は真っ二つ!

2021年05月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始10分で数的不利に

久々にプレーしたレスター戦で、南野(右)は守備に奔走した。(C)Getty Images

 76分までプレーした"復帰戦"は守備に終始した。

 現地時間4月30日に開催されたプレミアリーグ第34節で、15位のサウサンプトンは3位のレスターとホームで対戦。リーグ戦4試合ぶりにスタメンに名を連ねた南野拓実は、約1か月半ぶりの出場を果たした。

 開始10分、サウサンプトンはいきなり苦境に立たされる。ゴール前でトラップミスを犯し、相手エースのジェイミー・ヴァーディーにボールをかっさらわれたCBのヤニク・ヴェステルゴーがたまらずファウル。これが決定機阻止と判断され、一発退場となってしまったのだ。

 それでも61分に相手のハンドで獲得したPKをウォード=プラウズが決め、先制に成功するが、リードは長続きせず。68分にジョニー・エバンスにヘッドで叩き込まれ、あっさりと同点ゴールを許してしまう。ただ、逆転を狙ったレスターの猛攻をなんとかかわし、1-1で価値ある勝点1を掴んでいる。

【動画】南野は守備で奔走…10人のサウサンプトンが難敵レスターから貴重な勝点1

 試合の大半を数的不利で戦う厳しい展開のなか、南野も守備に奔走。だが、そのディフェンスを巡り、英メディアの評価は真っ二つに分かれている。

 及第点の「7」をつけた『Hampshire Live』は、攻撃面には辛辣だったが、守備面は称賛している。
 
「リバプールからのレンタル選手は、3月13日以来のピッチに戻ってきた。攻撃面ではほとんどボールに触れなかったが、サウサンプトンで改善に努めている守備面では本当によくやった」

 一方、打って変わって酷評したのが『90min』だ。退場したヴェステルゴーに次ぐワースト2位の「3」をつけ、同じサイドでタッグを組んだ左SBジャック・スティーブンスに負担がかかったと指摘している。

「守備では十分な働きができず、サウサンプトンがまれに前に出たときにも十分な対応ができなかった。つまり、スティーブンスは2人分の仕事をしなければならなかったのだ」

 いずれにしても、攻撃面ではインパクトを残せなかった南野。久々の先発のチャンスで早々に数的不利になってしまったのは、あまりに痛かった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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