ソン・フンミンが東京五輪参戦か。韓国U-24代表監督がオーバーエイジ枠で重要発言!「11人のリストには彼もいる」

2021年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「11人。つまりは全ポジションにひとりずつだ」

五輪で2度目となるメダル奪取を狙う韓国。ソン・フンミン参戦となれば鬼に金棒だが、はたして──。(C)Getty Images

 メダル獲得への期待をよりいっそう深める、仰天発言が飛び出した。

 現地4月28日、東京五輪に挑む韓国U-24代表のキム・ハクボム監督が記者会見に臨んだ。そのなかで注目のオーバーエイジ3枠について現況を説明、国民的英雄であるFWソン・フンミン(トッテナム)の招集に含みを持たせた。

 同指揮官は「オーバーエイジに関しては11人の候補をリストアップしてある。つまりは全ポジションにひとりずつだ」と説明し、「そこにはソン・フンミンも入っているよ」と明かした。そして次のように私見を展開している。

「セレクションは実に難しいよ。去年(1月)のU-23アジア選手権からまるでチームとして活動していないし、強化試合はもはや直前の6月にしか用意されていない。きわめて重要なそのテストマッチで(U-24の)選手たちをあらためて評価する。オーバーエイジを誰にするかが具体化されるのはそれからだ」
 
 韓国メディアの間ではFWファン・ウィジョ(ボルドー)の招集も濃厚と見る向きが強い。恩師であるキム監督を助けるため、なによりも本人が乗り気だという。2018年にジャカルタで開催されたアジア大会では、ソン・フンミン、GKチョ・ヒョヌ(蔚山現代)とともにオーバーエイジ枠でU-23代表チームに合流し、見事優勝に導く原動力となった。

 それでも指揮官は慎重な姿勢を崩さない。「ファン・ウィジョも候補のひとりだよ。ただ本人にその意志があるからといって、無条件で選ばれるものではない。オーバーエイジ枠は本当に必要なポジションに使うものだ」と話すにとどめた。

「正直、オーバーエイジ枠が誰になるかは私にも分からない」と悩める胸中を吐露したキム監督。当然招集となれば、欧州の所属クラブとのハードな交渉が待ち受けるが、「彼らがダメだと言うなら方法がない。兎にも角にも、11人の候補者全員と接触して話してみるよ」と決意を述べた。

 五輪本大会で韓国はニュージーランド、ルーマニア、ホンジュラスとB組で同居。かたや日本はA組でフランス、メキシコ、南アフリカと鎬を削る組み分けとなった。勝ち上がり次第では、準々決勝で日韓戦が実現する可能性がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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