横浜指揮官、18歳MF樺山のプロ初弾を讃える一方で意外な辛口評価も「まだまだベストのパフォーマンスではない」

2021年04月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マリノスのサッカーを90分通してできるよう鍛えてもらいたい」

プロ公式戦初ゴールを挙げた樺山。しかし指揮官は意外にも厳しい評価を口にした。(C) SOCCER DIGEST

[ルヴァンカップ4節]仙台2-5横浜/4月28日(水)/ユアスタ

 絶好調のトリコロール軍団が敵地で5発のゴールラッシュを見せて快勝した。

 横浜F・マリノスは敵地でのベガルタ仙台戦に臨み、開始8分の天野純の先制点を皮切りにゴールショーを展開。33分には高卒ルーキーの樺山諒乃介にプロ初ゴールが飛び出し、後半も天野の2点目のほか、水沼宏太も2発を叩き出し、仙台を一蹴した。

 試合後、アンジェ・ポステコグルー監督は、「本当にいいパフォーマンスを見せてくれた。大量得点もそうだが、多くのチャンスを作れたのも良かった。そのなかでゴールを取って、守備もしっかりやってくれた」と2失点をしながらも5ゴールを奪っての大勝を評価した。

 一方で、プロ公式戦初ゴールを決めた樺山に対しては、「初ゴールにおめでとうと言いたい」と讃えながらも、「彼はまだまだベストのパフォーマンスではないと思う。こういうチャンスを得た中で、もっともっと成長してほしい」とさらなる進化を求めた。
 
 
 その言葉通り、相手DFを翻弄するテクニックと精度の高いコントロールショットで1ゴールを奪った樺山だったが、前半終了時で交代。後半は姿を見せずピッチを後にした。指揮官は、「フィットネスの部分で45分が限界だと見ていた」という評価を明かし、「もっとコンディションを上げ、マリノスのサッカーを90分通してできるよう鍛えてもらいたい」と愛の鞭とも言うべき苦言を呈した。

 持ち前の技術の高さを存分に見せつけたプロ初ゴールだったが、ポステコグルー監督を納得させるにはより成長した姿を見せる必要がありそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事