技ありのプロ初弾!興國高卒の18歳MF樺山がテクニカルな一撃で魅了「得意なゾーンだったので…」

2021年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

カットインから中へ持ち出し、鋭い一撃!

樺山がチームと2点目となるプロ初ゴールを決めた。(C) SOCCER DIGEST

 注目の高卒ルーキーが技ありの一撃でプロ初ゴールを決めた。

 Jリーグのルヴァンカップは4月28日、各地でグループステージ4節の8試合を開催。Dグループ首位の横浜F・マリノスは、敵地でベガルタ仙台を5-2で下し、同首位の座を守った。

 この試合で横浜の18歳、樺山諒乃介が輝きを放った。1点リードで迎えた33分、カウンターから持ち上がった水沼宏太からのラストパスを受け取ると、ペナルティエリア付近やや左から対峙した相手DFをまたぎフェイントで翻弄。軽く中へ持ち出すと、素早く右足を振り抜く。インフロントにかけて鮮やかなカーブを描いたシュートが、相手GKのセーブも及ばずネットに収まった。

 これで2-0とした横浜は、その後も攻撃の手を緩めず、天野純と水沼がそれぞれ2得点。樺山は前半のみでお役御免となったが、チームの勝利に貢献している。

 試合後、プロ初ゴールを決めた樺山は、「前半しか出ていないが、その中でプロキャリア初ゴールを決めることができて良かったし、チームとしても大量得点を取れた」と自らのゴールと大量点での勝利を喜んだ。

 またぎを駆使した高速フェイントから、鋭いカーブ回転のかかったシュートを突き刺した。テクニカルな一発を決めた樺山は、自身の公式戦初ゴールについて「それまでなかなかボールタッチが思うようにいかなかったが、ゴール前で自分の得意なゾーンだったので、イメージ通りにリラックスして決めることができた」と振り返った。

 シーズン序盤のリーグとルヴァンカップの公式戦では、それぞれ開幕スタメンを飾ったものの、その後はスタメンを外れていた。久々の先発出場で結果を残した樺山は、「アウェーでプロ初ゴールを決めたのは良かったが、やはりマリノスサポーターの前で決めたい。次にホームで試合をする時も自分のゴールで勝てればいい」と意気込みを見せた。

 これで横浜は公式戦の無敗を13に伸ばした。18歳ルーキーの活躍がチームの刺激となれば、トリコロールの勢いはそう簡単に衰えることはなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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