ライプツィヒの33歳指揮官を、バイエルンが史上最高額で“強奪”か? 合意間近と現地報道

2021年04月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

契約解除を願い出たと報じられる

トッテナムの新監督候補にも名前が挙がるなど、33歳ながら高い評価を受けているナーゲルスマン。(C)Getty Images

 RBライプツィヒを率いる33歳の若き智将ユリアン・ナーゲルスマンが、来シーズンからバイエルンの指揮を執る可能性が高まってきたようだ。

 現地時間4月26日、専門誌『kicker』や現地紙『BILD』などが一斉に伝えたところによれば、ナーゲルスマンが2023年まで残す契約の解除をクラブに願い出たという。

 この青年監督は、ホッフェンハイムを率いていた2019年に、RBライプツィヒが契約解除金の500万ユーロ(約6億3000万円)を支払って引き抜き、現在の地位に就いた。
 
 そして今度は、ドイツ代表監督就任が取り沙汰されるハンジ・フリック監督が今夏限りでの退任を明らかにしているバイエルンが、引き抜きにかかっているようだ。契約解除を申し出たというのだから、もちろん本人も了承しているということだろう。

 ライプツィヒ側は違約金2500万~3000万ユーロ(約33億~37億5000万円)を求めており、『kicker』誌によれば、間もなく合意する見込みだという。成立すれば、監督としては史上最高額の"移籍金"となる。

 後任には現在オーストリアのレッドブルク・ザルツブルクを率いるジェシー・マーシュの名前が挙がっているという。契約は2022年夏までだが、本人もライプツィヒを率いることに興味を示しているようだ。

 そのほか、ブンデスリーガの監督人事としては、ボルシアMGのマルコ・ローゼがドルトムントへ、その後任としてフランクフルトのアディ・ヒュッターがボルシアMGへ転任することが発表されている。もし、ナーゲルスマンがバイエルンに籍を移せば、現在のリーグ上位5チームのうち、ヴォルフスブルク以外の4つが新指揮官を迎えることになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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