【J1採点&寸評】松本×甲府│走力で上回った松本が、喜山、オビナのゴールで連敗をストップ

2015年05月06日 長谷川遼介

先制点の喜山、2得点に絡んだオビナは最高点の「7」。

警告】松本=オビナ(25分)、田中(90+4分)甲府=新井(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】喜山康平(松本)

【試合内容】
思いどおりに攻撃を組み立てられない甲府に対し、松本は前線からのプレスがはまり序盤から主導権を掴んだものの、相手の守備ブロックを崩せず、こう着状態が続く。しかし迎えた79分、ゴール前でこぼれ球を拾った喜山が、左足で待望の先制点を奪取。さらに後半アディショナルタイムにPKを獲得すると、オビナが冷静に決めて連敗を「2」でストップした。
 
【チーム採点・寸評】
松本 7
連戦で厳しいコンディションのなか、持ち前の走力を十分に発揮。セカンドボールや球際の競り合いでは先手を取り、終始優位にゲームを運んでいた。
 
甲府 5
守備ブロックを築き粘り強く防いだが、運動量の差が出た終盤に決壊。攻撃もロングボールが相手DFにことごとく撥ね返され、手詰まりとなった。

【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・10節

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【松本│採点・寸評】
GK
1 村山智彦 6
後半はフィードミスからピンチを招く場面もあったが、概ね適切にボールを処理した。
 
DF
4 飯田真輝 6.5
ハイボールの競り合いをことごとく制すなど陰の功労者に。攻撃の起点を作らせなかった。
 
2 大久保裕樹 6
3バックの中央で守備を統率。リーグ戦2試合目の先発となり、落ち着きも出てきた。
 
30 酒井隆介 6
裏を突く相手FWをきっちり抑えたほか、ビルドアップの局面でも存在感を発揮。
 
MF
喜山康平 7
こぼれ球を拾って展開し、自らゴール前に詰めて先制点を奪取。実に"松本らしい"得点だった。
 
5 岩間雄大 6
セカンドボールを献身的に拾ったのはもちろん、最終ラインの裏へ抜ける動きも◎。
 
3 田中隼磨 6
豊富な運動量を発揮し、攻守に奔走。サイドで後手に回ることもなかった。
 
24 那須川将大 5.5
左サイドの活性化などを期待されたものの、持ち味を十分に発揮できず負傷交代。
 
FW
8 岩上祐三 5.5
プレースキックやロングスローの精度がいまひとつ。GKに捕球される場面が目立った。
 
22 前田直輝 6
オビナが競ったセカンドボールをもう少し拾えれば、ドリブルが活きる場面も増えるはず。
 
9 オビナ 6.5
収めて良し、散らして良し。先制点につながるクロスとダメ押しのPKでも貢献した。
 
交代選手
MF
6 岩沼俊介 6
先制点の場面ではゴール前に入って潰れ、喜山のシュートにつなげた。
 
MF
20 石原崇兆 6
スピードを活かしてゴールを脅かし、その流れで終盤に貴重なPKを奪った。
 
監督
反町康治 6.5
キャンプでの蓄積を信じて先発をほとんど替えず連戦へ。選手もその起用に応えた。

次ページ攻守に良いところがなかった甲府は、大半が平均点以下に。

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